リミッターの外し方。

daily6 人と技術と成長。

別の切り口や、異分野の常識を仕入れて、

今やっている分野にぶつけてみるといい。

たったそれだけで、自分を制限していたリミッターは外れる。

 

現実解。

往々にして、ひとつの分野だけに囚われていると、
「次になにをすればいいのか…」という迷いが出る。

そのとき必要な視点は、リミッターを外すことだ。

英語の成績が伸ばすなら、まず基礎文法と5文型を知り、
ボキャブラリー(単語・熟語)や文法・語法の細かい論点を知り、
英文解釈を知り、並行してリスニングと音読を繰り返す…という一般的な流れがある。

文法、5文型、ボキャブラリー、細かい論点、英文解釈、リスニング、音読…という構造が、
それぞれ断片的なままであると、知らず知らずのうちにリミッターが出来てしまう。
断片に囚われて伸び悩む場合は、物事の構造を把握し、構造にある壁を壊せばいい。
リミッターを外すとは、このような壁壊しである。

既にある程度英語が出来ている人なら、ここで言及している流れは常識レベルだが、
今出来ずにいる人は、目先の物事に必死な状態で留まってしまい、
物事の構造が見えない状態で留まってしまう…という事実がある。

中学レベルの基礎文法の理解で留まって、
英語の長文が読めないでいるなら、そのリミッターに囚われず、
5文型や英文解釈やボキャブラリーまで手を伸ばし、音読とリスニングを並行させればいい。

これは数学だと、中学受験レベルの算数(計算・数列・暗算)、
高校受験レベルの方程式・関数・幾何…、といった前提があって、
少し戻って壁を壊すだけで、高校数学から大学以降の数学までが見えてくることと近い。

仮に「苦手」というリミッターがある場合、
単に中学受験レベルの計算や数列を見直したり、
幾何やグラフやプログラミングを通じてイメージ化したりと、
塾や予備校や学習指導要領ではカバーしていない、
別の切り口や異分野からの流れをぶつければ、
一発でリミッターを破壊することができる例は、実は相当多い。

 

実利的なことを言うと、ビジネスについても、
別の切り口や異分野から言い換えてしまえば、
あっさり解決する物事は相当多い。

組織の部署間の壁だったり、国内と国外の言語や文化の壁だったり、
技術とビジネスの壁だったり、上司と部下の壁だったり、
自社と取引先・協力先の壁だったりと、対象は多数ある。

これらを「他の誰かが、どこかで似た問題を解決済みかもしれない」と仮説を立て、
複数の学問分野のチカラや、市販の書籍や事例のチカラを借りて、構造を見出してしまえばいい。

英語の文法然り、数学の単元しかり、
これは誰かが過去に解決策として作った構造と見立てればいい。

英語や数学の構造と全く同じとまでは行かずとも、
構造を捉えるという発想から、別な切り口や異分野から切り分けて、
リミッターを外す視点を持てばいい。

それはハックすることに他ならないと気づけたら、それだけで尊い。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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