外れ値から、仕組みを見出す。

daily6 人と技術と成長。

最先端に身を置け、パラダイムシフトが重要、

そんな言葉は数多く交わされているが、

この本質は「外れ値から仕組みを見出す」ことである。

 

現実解。

「なんでこんなものが流行ってるの?おかしい!」
外れ値の本質は、不思議や常識はずれの一言に圧縮されるが、
この背景には、複数の人間の本音が詰まっている。

具体的には、インフルエンサー、ビジネス書など、
さまざまな商品やサービスが挙げられる。
実際に上手く行っているということは、現にそれが受け入れられているのである。
いかに納得できなくても、多数に向けて価値を作っていることは、否定できない。

「なんでこんなものが流行ってるの?おかしい!」
というひとつの言葉を放つことで終わらせるのは、そんなありのままの事実を無視してしまい、もったいない。
ひとつの言葉だけでなく、多面的な言葉と行動を与えることで、物事を我ごとに変えていける。

要は「おかしい!」と感じるところを、
「こりゃ売れるわけだ」と素直に認めたり、
「なるほど、マーケティングがうまくいっている」という事実に納得したりと、
まずは「こんなもの」が「外れ値」として流行っている事実を認めればいい。
(大多数は、流行らないどころか、認知すらされないのだから、これくらいやる程度で丁度いい。)

その上で「自分だったら、こうやる」という案を作ればいい。
どんなに稚拙でもいいから、出来るところから真似してしまえばいいのである。

例えば、ツイッターやSNSで投稿するだけなら、いますぐ手元にあるデバイスで実行できる。
単に投稿するのではなく、自分の趣味丸出しで「これはまだ誰もやってない」ことをやればいい。
せっかくなら画像のとり方や、使う道具も工夫してしまえばいい。
趣味全開にして、好きなアイテムを購入して少し加工し、
画像にストーリーと人格を与えて、毎日投稿していく。
検索やハッシュタグで「この人は反応しそうだな」という人に向け「いいね」を付けていく。
「すごい!大好き!」「めっちゃハマる!!」「なにこれ!探してた!」というコメントを頂き、
コンスタントにフォロワーが増えていくのである。

これは、私がプロデュースしているSNSアカウントで、
現に実際に日々起っている事実である。

趣味丸出しの外れ値でいい。
ピンポイントで攻めて行って、そこにストーリーを与えられれば、
実は隠れていた共感を呼び覚ますことができるんだよね。

「おかしい!」と感じるなら、アウトプットする側に回って、
自分が外れ値そのものになってしまうほうが、清々しい。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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