最先端に身を置け、パラダイムシフトが重要、
そんな言葉は数多く交わされているが、
この本質は「外れ値から仕組みを見出す」ことである。
現実解。
「なんでこんなものが流行ってるの?おかしい!」
外れ値の本質は、不思議や常識はずれの一言に圧縮されるが、
この背景には、複数の人間の本音が詰まっている。
具体的には、インフルエンサー、ビジネス書など、
さまざまな商品やサービスが挙げられる。
実際に上手く行っているということは、現にそれが受け入れられているのである。
いかに納得できなくても、多数に向けて価値を作っていることは、否定できない。
「なんでこんなものが流行ってるの?おかしい!」
というひとつの言葉を放つことで終わらせるのは、そんなありのままの事実を無視してしまい、もったいない。
ひとつの言葉だけでなく、多面的な言葉と行動を与えることで、物事を我ごとに変えていける。
要は「おかしい!」と感じるところを、
「こりゃ売れるわけだ」と素直に認めたり、
「なるほど、マーケティングがうまくいっている」という事実に納得したりと、
まずは「こんなもの」が「外れ値」として流行っている事実を認めればいい。
(大多数は、流行らないどころか、認知すらされないのだから、これくらいやる程度で丁度いい。)
その上で「自分だったら、こうやる」という案を作ればいい。
どんなに稚拙でもいいから、出来るところから真似してしまえばいいのである。
例えば、ツイッターやSNSで投稿するだけなら、いますぐ手元にあるデバイスで実行できる。
単に投稿するのではなく、自分の趣味丸出しで「これはまだ誰もやってない」ことをやればいい。
せっかくなら画像のとり方や、使う道具も工夫してしまえばいい。
趣味全開にして、好きなアイテムを購入して少し加工し、
画像にストーリーと人格を与えて、毎日投稿していく。
検索やハッシュタグで「この人は反応しそうだな」という人に向け「いいね」を付けていく。
「すごい!大好き!」「めっちゃハマる!!」「なにこれ!探してた!」というコメントを頂き、
コンスタントにフォロワーが増えていくのである。
これは、私がプロデュースしているSNSアカウントで、
現に実際に日々起っている事実である。
趣味丸出しの外れ値でいい。
ピンポイントで攻めて行って、そこにストーリーを与えられれば、
実は隠れていた共感を呼び覚ますことができるんだよね。
「おかしい!」と感じるなら、アウトプットする側に回って、
自分が外れ値そのものになってしまうほうが、清々しい。
boxcox.net、遠藤武。