この2点の距離が近いか否か、
この2点を意図的に近づけているか否かで、
仕事の成果や勝負は決まってしまう。
現実解。
仕事が上手く行かないとしたら、
「現時点での主張のしすぎ」で、
知らず知らずのうちに現状維持していることを疑おう。
「自分にはお金がない…」とか、
「できることはこれだけ」という考え方は、
可能性を問わずに現状を押し付けているだけだ。
また「買ってください!」という言葉は現状維持の典型例で、
「お客様の成果や成功や成長に資さないものを、何も考えずに押しつけているだけ」
という、誰がどう見ても迷惑行為だとさっさと気づく必要がある。
これらはいずれも「やりたいこと」「他人が喜ぶこと」が足りていない。
この不足に気づいていない人は、そもそも自立心がない。
自立心がないゆえに「やりたいこと」をつきつめてもいないし、
それを「他人が喜ぶこと」まで昇華しきれていないのだ。
昇華させるならば、
「常識や命令に反しても、これだけは絶対やりたい!」という、
自分ならではの熱量に、腹決めして落とし込む必要がある。
その上で「買ってください!」など自分で言わずとも、
自ずと「ほしい!」「みたい!」「面白い!」と言わせる内容まで、
自分独自の世界観として楽しく練り込むのである。
商品やサービスやコンテンツの開発の基本は、
「情報と経験を圧縮して、自分独自の言葉で語る、実力比べ」だと言っていい。
思い切った独断にこそ、
「よくぞ言ってくれた!」
「よくぞサービスを出してくれた!」
という言葉で、人は共感する。
これと逆に、単にロジカルに考えるだけだったり、
単に模範解答を記憶してなぞるだけだったり、
単に叩かれる可能性から逃げると、共感もなく、
作業代行のまま一生を過ごすことになる。
(作業代行は、自分の世界観など一切不要なので、
叩かれもしないかわりに、共感もない。)
「やりたいこと」と「他人が喜ぶこと」をどう定義して、
いかにして極限まで近づけるかが論点だ。
一致していれば、もちろん最強だ。
スタートラインは、ここまでで書いた事実を、
そもそも腹落ちして素直に認めるか否かにかかっているんだよね。
boxcox.net、遠藤武。