話しが長い。

daily6 人と技術と成長。

話しが長かったり、やたらと長文を書くのは、自信がないだけだ。

くどくどと長い主張は、率直に言ってしつこく、見苦しい。

思い切ってシンプルな言葉で、相手の欲する視点を囁くほうが、実は受け手にズドン!と響く。

 

現実解。

考えが整頓されていて「これぞ自分ならでは」に絞っていれば、
長々と営業する必要もないし、同じ話を何度も伝える必要はない。

本当に同じ話を何度も繰り返す必要があるとき、
それが原理原則だからこそ、かえって短くシンプルになる。
クセ付けとして必要な故に繰り返すのであって、
繰り返す内容そのものは、極めてシンプルだ。

自分に自信がない人ほど、言葉を言葉で長々と塗り固めて、
「あちゃー、ここで失敗談を言っちゃうの…??」
のように、聞き手をがっかりさせることが多い。

主張するのであれば、逆から攻めよう。
まずは自分から相手を傾聴し、
「私の話を聞いてもらえた!」
と感謝されるようにすることだ。

要は、表立って主張しないように見せかけて、
結果的に自己主張をするということである。

相手の欲している物事と、
自分の発言やアドバイスが一致するとき、
発言はただの発言でなく、金言になる。
(ただ上から目線や経験談でアドバイスするだけでは、こうはならない。)

まずは相手に気分良く喋ってもらい、
更に「相手があと一歩踏み出して理想に近づける視点」を掛け算し、
かつ相手に「話を聞いてもらえた!」と思わせることが全てだ。
それだけで、自ずと相手の成長の役に立つ。

医師や弁護士でも、政治家でも、宗教家でも、経営者でも、作家でも、
この発想がある人は「また話を聞きたい!」となるんだよね。

話しを長くすることを徹底的に避けて、
「もっと長く聞いていたい」
という心情を相手の心に持ち込めたら、最強。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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