話しが長かったり、やたらと長文を書くのは、自信がないだけだ。
くどくどと長い主張は、率直に言ってしつこく、見苦しい。
思い切ってシンプルな言葉で、相手の欲する視点を囁くほうが、実は受け手にズドン!と響く。
現実解。
考えが整頓されていて「これぞ自分ならでは」に絞っていれば、
長々と営業する必要もないし、同じ話を何度も伝える必要はない。
本当に同じ話を何度も繰り返す必要があるとき、
それが原理原則だからこそ、かえって短くシンプルになる。
クセ付けとして必要な故に繰り返すのであって、
繰り返す内容そのものは、極めてシンプルだ。
自分に自信がない人ほど、言葉を言葉で長々と塗り固めて、
「あちゃー、ここで失敗談を言っちゃうの…??」
のように、聞き手をがっかりさせることが多い。
主張するのであれば、逆から攻めよう。
まずは自分から相手を傾聴し、
「私の話を聞いてもらえた!」
と感謝されるようにすることだ。
要は、表立って主張しないように見せかけて、
結果的に自己主張をするということである。
相手の欲している物事と、
自分の発言やアドバイスが一致するとき、
発言はただの発言でなく、金言になる。
(ただ上から目線や経験談でアドバイスするだけでは、こうはならない。)
まずは相手に気分良く喋ってもらい、
更に「相手があと一歩踏み出して理想に近づける視点」を掛け算し、
かつ相手に「話を聞いてもらえた!」と思わせることが全てだ。
それだけで、自ずと相手の成長の役に立つ。
医師や弁護士でも、政治家でも、宗教家でも、経営者でも、作家でも、
この発想がある人は「また話を聞きたい!」となるんだよね。
話しを長くすることを徹底的に避けて、
「もっと長く聞いていたい」
という心情を相手の心に持ち込めたら、最強。
boxcox.net、遠藤武。