人に振り回されない方法。

daily6 人と技術と成長。

人に振り回される状況とは、理不尽である。

理不尽対策は、成長する上での必須科目だ。

理不尽を冷静に直視し、逸らすか別ルートを探るだけで、道は開ける。

 

現実解。

人に振り回されることがなぜ理不尽なのかというと、

勉強不足につけ込まれるためだと断言していい。

理不尽をやらかす相手は、

そもそも余裕がなくて頭が悪い。

だからどうでもいいことにキレたり、

どうてもいいことにビビるのだ。

出来た人ほど、いちいちキレないし、ビビりもしない。

これは感情を捨てろと言いたいのではない。

頭が悪い相手と同じ土俵に乗り、

同じくキレてビビることは、

相手と群れていることに他ならないと言いたいのである。

少なくとも、警察官は街でしょぼいチンピラに尋問をする際、

意図的にすごむことやはあっても、

本気で腹を立ててキレてビビることはないはずだ。

職務を全うするために、目先の経験を超えたレベルで、

徹底して訓練・勉強し、装備もあり、身体も鍛えているからこそ、

プロの技として為せるということだ。

いっぽう、いちいちキレていることにねちっこく反論したり、

ビビってがっかりするケースはどうだろうか。

これは、自分の目先の経験「だけ」を額面どおりに信じてしまう状態に他ならない。

要は、警察官になぞらえれば、勉強不足・訓練不足・装備不足ということだ。

だからこそ、不足の典型例として、目先の出来事に対し卑屈に群れているのである。

人を振り回して来る依存心の高い面倒な人と同じ土俵に乗せられると、

「人に振り回された」と騒ぎ立てる依存心の高い人が、

負の意味で生産されてしまうことになる。

頭が悪く成長する気もない人に、

いちいち騒ぎ立てても、

負のスパイラルに載せられて、

間接的に群れてしまうことになりかねない。

解決策。

要は、負のスパイラルを自分から断ち切ればいいのだ。

いちいち口論に言い返さず、相手に言わせておき、あなたは淡々としておけばいい。

明らかにどこからどう見ても、あなたに非がない状態を演出するのである。

これをやっておくと、

周囲の人に「これはさすがに、いくらなんでも理不尽だよね…」と、

つい感じる人が出てくる。

そのような人が、あなたを人格者だと受け取り、応援団になるのである。

「自分は人格者でもないし、立派でもない…」

真面目な人ほど、そう感じるかもしれないが、ちょっと待って欲しい。

人格者を目指すことよりも、

周りが「あの人は可愛そう」「理不尽にも対応している人格者だ」と、

勝手に持ち上げてくれれば、簡単ではないだろうか。

その程度の工夫でいいのである。

仮に数週間や数ヶ月のうちに持ち上げてもらえなくとも、

数年経って別な人に「実はあのときあんなことがあった」と、

ふと話すだけでも、あなたへの見方はプラスに変わってくる。

自分から話さなくとも、いちいちねちっこく言い返さないというスタンスは、

立ち居振る舞い「かわいげ」としてにじみ出てくることも多々ある。

たったそれだけの工夫に過ぎない。

更に具体化するなら、

例えば「面倒な人の扱い方」について書かれた本の複数冊からインプットして、

自分の次のToDoを作れば、それだけで行動のレベルが上がる。

歴史や心理学や哲学や文学でもいい。

あるいはもっと気楽に、マンガや映画の一節をヒントに行動しても構わない。

理不尽に淡々と向き合い、

「どうやったら理不尽を回避できるか」

「自分の好きな映画の、あの主人公なら、どうかっこよく対処して解決するか」

ということを想像して行動するだけでも、人に振り回される率は激減する。

自分の場合、マンガなら「ダイの大冒険のアバン先生ならどう対処するか」のように、

ごっこ遊びを想像して、理不尽を乗り切っている。

たったこれだけで、自分の立ち居振る舞いを定め、

土俵を上方修正できるため、とても救われていると即答できる。

同じ土俵に乗らない(=いちいち「振り回された!」とロジカルな反論を騒ぎ立てない)だけで、

次に何をするかを定める余裕を、意図的に作ることが出来るのは清々しい。

これをわかっておけば、メンタルも体力も消耗しないし、

淡々としておくだけで周りがプラスに応援してくれる。

 

「同じ土俵に載せない」という立ち居振る舞いは、

ある種のゲームやごっこ遊びだとでも思っておけばいい。

いちいちキレてくる相手は、

いくら稼いで持て囃されようとも、

本質的には弱者なのだから、

「お?来たぞ来たぞ…!」と第三者の目線で自分を眺め、

更にレベルを上げることが出来れば、自分が最強になれる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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