不安があることと、不安を理由にすることは、別物。

daily6 人と技術と成長。

不安がある…だからグルグル迷って何もしない。

不安がある…よし、さっさと行動しよう。

この2つは単に選択の問題であって、不安そのものは大した理由ではない。

 

不安があって何もしないのは、

不安であることを「お!いい理由見つけた!やーめた!」と、

わかりやすい目先の合理化に使っているのである。

これもまた人間の本能だと認めるほかないが、

本能の通りにのみ生きると、

頭脳をお留守にしてしまい、

人間として堕ちていく他ない。

だからこそ不安が不安を呼ぶのだ。

常識に気を取られたり、

猜疑心が強かったり、

コンプレックスが強い人は、

頭脳を鍛えることがお留守になっているために、

不安しか表現方法を知らないのである。

不安があっても、不安に駆られて行動する人がいるのは、

危機感を見出して、変わることで身を守る、

そのような頭脳の鍛え方をしてきているためだ。

本能とは素直に付き合って、

頭脳を生かせるように行動を変える必要がある。

頭脳派と言われるはずの研究職や難関資格職であっても、

自分のアイデンティティが一つしかない場合は、

本質的には「知識回収」をしているだけで、

頭脳プレーができていないことになる。

このような場合は、

ついつい不安に駆られて、

同じところを堂々巡りすることが多い。

同じことが猜疑心が強くて頭の悪い、

ありきたりな独裁者とか、

ギラついた威嚇ファッションの成り上がり者でも、

起こっていると言える。

これは他の世界を知らないために、

不安を必須で隠すことで、

「頭隠して尻隠さず」として起こっていることだ。

見る人が見ればバレバレなんだよね。

不安を、新しく行動する理由にするだけで、

この堂々巡りは崩せるよ。

言葉遣いを変えてもいいし、

普段話さない人と話してもいい。

前に話した人ともう一度話してもいい。

普段読まなかった本を読んでもいい。

変化を起こすことでしか、

不安をプラスに使えないのだから、

何も気にせず行動しなくちゃ。

いちいち不安で行動しないほど、

大多数は実績を残していないでしょ?

実績があっても不安があるなら、満足していないんでしょ?

だったら行動しないでどうするのさ。

不安の解釈を変えることも、

行動のうちなんだから、

立派な行動なんだよね。

願わくば、行動の数が、

倍や10倍になりますように。

願掛けも、行動のうちだものね。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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