まずは「無断遅刻しない」「無断延長しない」だけでいい。
分かり次第、必ず相手に「申し訳ありませんが、○○分遅れます」と伝えることだ。
そのたった数秒だけで、時間と信用を守ることができる。
現実解。
言うまでもない話だが、
確実に約束の時間を守ることこそが基本中の基本ではある。
だがオンライン会議が多くなってきたこのご時世、
「申し訳ありませんが、○○分遅れます」
これすら言えず、平然と無断で遅刻してしまう人が少なくないように思える。
遅刻は明らかにルール違反だが、
先んじて伝えることすら出来ていない人は、
オンラインであってもアナログであっても、
信頼を失うきっかけになりかねない。
だからこそ、その一言を前もって伝えておくだけで、信頼される。
要は、デジタル化が進展すればするほど、
ちょっとした気づかい出来たか否かというアナログな要素で、
物事が大きく変わってしまうことになる。
単に「遅れた事実」だけで済むならまだしも、
他人の時間を奪っておいて平然としていられる神経は、
信用問題どころか、孤立無援を招きかねないことになる。
時間の遅刻について無神経ということは、
ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源にも無神経ということだ。
情報が効率よく行き渡るということは、
そもそも無神経な情報も効率よく行き渡るのである。
信用情報を照会する機関より、
もっと強烈な形で印象として記憶に残る。
その一方、人間にとっての一番の資源である、
時間の扱い方に長けているだけで、一目置かれる。
遅刻しないことが基本中の基本であることは、
繰り返しても繰り返しすぎることはない。
それをよく理解した上できちんと、
「申し訳ありませんが、○○分遅れます」
という言葉の一つを具体的に出すことができれば、
まずは基礎の基礎は固まっていると言っていい。
基礎が固まっていない人が露呈した今だからこそ、
ちょっとした気遣いを織り込めば、
それだけでプラスを創れるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。