一番簡単な時間の守り方。

daily6 人と技術と成長。

まずは「無断遅刻しない」「無断延長しない」だけでいい。

分かり次第、必ず相手に「申し訳ありませんが、○○分遅れます」と伝えることだ。

そのたった数秒だけで、時間と信用を守ることができる。

 

現実解。

言うまでもない話だが、

確実に約束の時間を守ることこそが基本中の基本ではある。

だがオンライン会議が多くなってきたこのご時世、

「申し訳ありませんが、○○分遅れます」

これすら言えず、平然と無断で遅刻してしまう人が少なくないように思える。

 

遅刻は明らかにルール違反だが、

先んじて伝えることすら出来ていない人は、

オンラインであってもアナログであっても、

信頼を失うきっかけになりかねない。

だからこそ、その一言を前もって伝えておくだけで、信頼される。

要は、デジタル化が進展すればするほど、

ちょっとした気づかい出来たか否かというアナログな要素で、

物事が大きく変わってしまうことになる。

単に「遅れた事実」だけで済むならまだしも、

他人の時間を奪っておいて平然としていられる神経は、

信用問題どころか、孤立無援を招きかねないことになる。

時間の遅刻について無神経ということは、

ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源にも無神経ということだ。

情報が効率よく行き渡るということは、

そもそも無神経な情報も効率よく行き渡るのである。

信用情報を照会する機関より、

もっと強烈な形で印象として記憶に残る。

その一方、人間にとっての一番の資源である、

時間の扱い方に長けているだけで、一目置かれる。

 

遅刻しないことが基本中の基本であることは、

繰り返しても繰り返しすぎることはない。

それをよく理解した上できちんと、

「申し訳ありませんが、○○分遅れます」

という言葉の一つを具体的に出すことができれば、

まずは基礎の基礎は固まっていると言っていい。

基礎が固まっていない人が露呈した今だからこそ、

ちょっとした気遣いを織り込めば、

それだけでプラスを創れるんだよね。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endou

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■遠藤武のやっていること■
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中央経済社『旬刊経理情報』誌にて見開き2ページ連載「データ分析の森」を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
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