これを的確に作れれば、
自分の実力も上げやすくなるし、
実力通りに成果を発揮しやすくなる。
動きやすい仕組みには、絶対的な基準はない。
また学校の通知表や試験の点数には、一切出て来ない、見えない指標でもある。
だからこそ、圧倒的な実力や実績を残す人は、
「なんでそんなにすごいんだ!」
と、実力以上に度肝を抜くわけだが。
実のところを言うと、
学校や試験でパフォーマンスが高かった人ほど、
ガリ勉すると同時に、自分なりの勉強しやすい仕組みを持っている。
もし勉強がものすごく苦手だったとしたら、
才能以前に、仕組みや環境が良くなかった可能性を考えてみよう。
この場合の仕組みや環境とは、
単なる勉強法や、
教育産業へのお金の使い方ではなく、
やたら張り切って細部にこだわるばかりで、心に負担がかかりすぎていないかどうか、
そもそも手元に参考書がなかった環境で育ったために「それが当たり前だったから」で済ませていないかどうか、
というような、自分にとっての常識を疑うことが含まれる。
あまりに物事を細かく捉えてすぎると、実行しきれない。
環境を「これが当たり前だからこの程度だよ」と終わらせてしまうと、スタート地点にすら立てない。
「なんだ、そんな単純なことか」と笑い飛ばす人は多いかもしれないが、
実はついうっかり目先の常識を放置してしまう人が後を絶たない。
自分が動きやすい仕組みを作るのだから、
行動を変えていく必要があるのであって、
そのためには頭を使って目先の物事を素直に捉え、
そこから次のアクションを作るしかないのである。
自分の動きやすさを得て、
好きかつ得意な土俵で、
横綱相撲を取ることに集中する。
実力差とは、仕組みの差なんだよね。
boxcox.net、遠藤武。