「なんだか長ったらしいな…」
仕事で退屈や行き詰まりを感じたら、
切り分けて短くすればいい。
現実解。
できることから着手して、
できることから終わらせていく。
それだけで着実にスッキリする。
究極的には、
「やるべきことは、好きなことをやるためのお賽銭」
という流れを作るのである。
切り分けるだけで流れが出来るということは、
切り分けて物事を小さくしたおかげで、
可視化されたということだ。
仮に、あなたがオーナー企業の経営者や上司だとしよう。
雇っているスタッフがうまく動けないとしよう。
その際には、仕事を切り分けて、
仕事のハードルを下げて、部分的に任せるのである。
全部を任せると、一発で失敗する。
すごく典型的なパターンだ。
プレイヤーとして動けるけれど事業が伸びない経営者は、
プレイヤーとしての実力が仇となる、
そんな典型的な事実を見落としているのだ。
どんなに難しい物事でも、
ひとつひとつのパーツはシンプルだ。
そこに着目して、確実に果たせる成功体験を積んでもらうのである。
見込み客への商品の提示も、
クロージングとアフターフォローも、
営業事務も決算事務も、
ひとつひとつ切り分ければ雑用に過ぎない。
雑用が意味のあるストーリーとしてまとまっているからこそ、
雑用は雑用ではなくなる。
掛け算の発想とはこういうこと。
掛け算の切り分けは、因数分解だ。
切り分けて1つ1つこなして、
「やった!うまくいった!」
という体験を起こせたら、上手くいった人の勝ち。
切り分けずに一挙手一投足を指示して、
「お前は何をやってもダメだ」
という発言をしたら、発言した人の負け。
前者になりたければ、
虚心坦懐に「愛を持って切り分けているかな?」「意図的に気分のいい成功体験を作れているかな?」と問わなくちゃ。
ロジックで切り分けるのではなく、
愛を持って気分よく切り分ける。
小さく切り分けて勝ちにいくのは、
そんなひと工夫の愛なんだよね。
boxcox.net、遠藤武。