仕事を切り分ける。

daily6 人と技術と成長。

「なんだか長ったらしいな

仕事で退屈や行き詰まりを感じたら、

切り分けて短くすればいい。

 

現実解。

できることから着手して、

できることから終わらせていく。

それだけで着実にスッキリする。

究極的には、

「やるべきことは、好きなことをやるためのお賽銭」

という流れを作るのである。

切り分けるだけで流れが出来るということは、

切り分けて物事を小さくしたおかげで、

可視化されたということだ。

仮に、あなたがオーナー企業の経営者や上司だとしよう。

雇っているスタッフがうまく動けないとしよう。

その際には、仕事を切り分けて、

仕事のハードルを下げて、部分的に任せるのである。

全部を任せると、一発で失敗する。

すごく典型的なパターンだ。

プレイヤーとして動けるけれど事業が伸びない経営者は、

プレイヤーとしての実力が仇となる、

そんな典型的な事実を見落としているのだ。

どんなに難しい物事でも、

ひとつひとつのパーツはシンプルだ。

そこに着目して、確実に果たせる成功体験を積んでもらうのである。

見込み客への商品の提示も、

クロージングとアフターフォローも、

営業事務も決算事務も、

ひとつひとつ切り分ければ雑用に過ぎない。

雑用が意味のあるストーリーとしてまとまっているからこそ、

雑用は雑用ではなくなる。

掛け算の発想とはこういうこと。

掛け算の切り分けは、因数分解だ。

切り分けて11つこなして、

「やった!うまくいった!」

という体験を起こせたら、上手くいった人の勝ち。

切り分けずに一挙手一投足を指示して、

「お前は何をやってもダメだ」

という発言をしたら、発言した人の負け。

前者になりたければ、

虚心坦懐に「愛を持って切り分けているかな?」「意図的に気分のいい成功体験を作れているかな?」と問わなくちゃ。

ロジックで切り分けるのではなく、

愛を持って気分よく切り分ける。

小さく切り分けて勝ちにいくのは、

そんなひと工夫の愛なんだよね。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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