「経営はローテクのまま問題を抱えているから、解決したい」
そんな文言を見かけたが、ローテクの最上位に勉強不足があることを素直に認めないと、
いつまでたってもローテクから脱せない。
現実解。
1行目のカギカッコの文言は、
どこかで見たキャッチコピーだが、
実のところこの本質は、
経営する側が一点突破のまま成長していないことが、
単に裏目に出て「ローテクに見える」だけでしかない。
例えば、下請け状態から脱せなかったり、
特定のニッチ商材生産の一本足打法から脱せないのは、
単にヒト・モノ・カネ・情報について、
投資をしきれていない勉強不足ということだ。
いくらハイテクにしたところで、絶対に解決しない。
これを無視して「ローテクである」ことだけに絞るのは、
そもそも解くべき問題を間違えることになる。
DX対応のお題目の元に、
単に何となくITサービスにお金を使わされ、
勉強不足の状態を脱せないことになる。
「ローテクであること」は、
知識が欠けているという現象に過ぎないが、
その最上位の概念である勉強不足は、
根本的に人の立ち居振る舞いに問題がある。
ローテクによって発生する問題は、
そもそも人間の動き方を51%以上変えない限り、
繰り返し同じ問題に悩まされてしまうんだよね。
boxcox.net、遠藤武。