トップは群れないが、
その他大勢は群れている。
どれだけ優秀でも、群れた時点でグダグダになる。
現実解。
正確に言い切ると、
トップは群れる必要など全くない。
どこに行っても重宝されるからだ。
会社などの組織を考えてみよう。
この場合のトップとは、
必ずしも経営幹部のこととは限らない。
なんちゃってマネジメントしかできない経営幹部など、
タヌキの置物でも努まるよ。
組織で抜きん出ているエースを含めて考えよう。
数多くの組織を見てきているが、
経営幹部が組織の外で群れているような組織は、
率直に言って依存心が強い。
大規模な組織が成り立つのは、
絶対に群れない組織のエースの層が厚く、
かつ経営幹部も絶対に群れないからだ。
この点、今をときめくはずの、
ユニコーン企業の中に、
「やたら主体性がなくて依存心が強いなあ」
というケースを結構見かける。
「まずは飲み会!イベント!親睦!」
みたいな発想でいながら人数を増やしている時点で、
本当はマネジメントが間違っているんだけどね。
うまくいく組織ほど、淡々としているし、
その他大勢が出てこないように徹底している。
経営幹部がその他大勢というのは、どうしようもない。
こういう状態だと、真のトップであるエースが、
その他大勢の経営幹部を見限って辞めていってしまう。
実のところ、この見限りこそ、
転職や独立による成長のきっかけになる。
更に言えば、成長をきっかけにして、
世の中を変えてしまうのである。
トップこそ、目先にいたその他大勢に感謝する必要があるんだよね。
物事は「トップvsその他大勢」という相対評価に見えるけど、
土俵を有利に変えていけば、絶対評価にあっさり転じる。
絶対評価とは、常に自分との勝負だ。
「トップvsその他大勢」を経て、
世の中を変えてしまう絶対評価に集中できたら、
トップは更に成長して世の中を変え、
神々しいとまで言える存在になってしまうんだよね。
せっかく成長するなら、それくらい言い切らなくちゃ、もったいない。
boxcox.net、遠藤武。