大づかみするチカラは、
頭の良さを示すと言っていい。
物事を大雑把に捉え、
次のストーリーを立てやすくしてこそ、
自分なりの理解が出来るのである。
何かを学び始めるなら、
続きが描きやすいところから触れると、
難易度をグッと下げることができる。
最初からあまりに細かすぎると、
かわりに苦手意識が残ってしまうから、
まずは大雑把でいいのだ。
「マンガでわかる」とか、
動画でわかるものは、
大雑把にストーリーがつかめるからこそ、
一般に人気を集める。
そして一番コアになるイメージを持てるからこそ、
一人ひとりにも有用なのだ。
何かにつまずく人の場合、
「えーと、次って何だっけ、わからない…」
と、次が描けないから止まってしまうのだ。
この逆。
次のToDoを描ければ、
勉強でも仕事でも、
先に進める事が出来る。
このためには、
まず大づかみして、
そこから詳細に入っていく、
たったそれだけでいい。
何かがおっくうになったときでも、
慌てふためいたときでも
「次これをやればいい」
が誘導できれば、
困ることはない。
ということは、
大づかみして「今ここにいる」が見えれば、
「じゃあ次これをやればいい」まで見えてくる。
英語なら、
5文型がわかれば、
文法の個別論点を見やすくなる。
単語はそれから触れればいい。
数学や算数なら、
加減乗除(足し算、引き算、掛け算、割り算)がわかれば、
図形であっても方程式であっても、
煎じ詰めれば加減乗除の応用だ。
大づかみすれば、
一つの物事とと他の物事がつながって来るから、
そこから立場を逆算して、
個別の物事も全体像も見えてくる。
知識はそうやって、
思考をめぐらして、
作るかのように理解するものなんだよね。
boxcox.net、遠藤武。