タイミングの良し悪し。

daily6 人と技術と成長。

あまりに時代が早すぎると、

そのままタイミングを逸して、後発組に負けることがある。

例えば、SDGsの「世界の文化遺産や自然遺産を保護し、保っていくための努力を強化」なんて、

そもそもタウン誌を発刊したりとか、

市民運動のように草の根レベルでやっていたことだけれど、

ようやく「保持しないとアカン!」となったのだ。

 

この現象をストレートに言ってしまうと、

時代がようやく追いついた物事が数多くあるということだ。

情報やコンテンツの流通コストは限りなくゼロに近づいている。

その結果、今まで限定的な売れ行きのものが突然売れたり、

逆に今まで売れていたものが突然売れなくなったりと、

大きな変動が起こっている事実がある。

これらはすべてタイミングの問題だ。

 

タイミングが悪かった場合、それは実は、

「今は好き放題やりなさい。後になって頭を使えば有利に売れるから」

という啓示なのである。

タイミングが良かった場合、それは実は、

「敢えて損を取って投資しなさい。後になって天狗にならず済むから」

という啓示なのである。

 

時流に乗ることは大事だが、

意図的にタイミングを悪くして、

少しだけ損を取っておいたほうが、

迎合せずに自分に投資できるチャンスができるということだ。

タイミングが良すぎると、

武器がタイミングしかないため、

慢心して実力不足に気づけず負ける。

 

どちらを取るかは自分で選べるのだから、

自分が成長できるほうを堂々と選べばいい。

タイミングの悪さを嘆くより、

決断と向き合うほうが、実は鍛えられるのだから。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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