頭角を表す方法。

daily6 人と技術と成長。

自分が一番手になるか、

自分は二番手に徹するか、

頭角を表す方法は、その2つだ。

 

一番手に徹するべきは、

強烈なビジョンを打ち出せるとか、

圧倒的に表現力があるといったように、

特定の分野に秀でている場合だ。

天才と呼ばれる人は、一番手の側である。

ほかの要素を他人にやってもらってでも、

自分の得意分野に絞るべきだ。

 

二番手に徹するべきは、

コツコツとやることが得意な場合だ。

最も、大多数の人にとって、

特定の分野に秀でることが難しいのだから、

当たり前のことを、当たり前でないくらい、

凡事徹底しやすくすることが大事だ。

「得意な場合にやるべき」というよりは、

「これなら自信が持てる」という流れに持ち込み、

数をこなせる仕組みを作ることである。

そして、一番手を徹底して助けるのである。

 

コツコツと続ける取り組みが報われるのは、二番手だ。

例えば、美術の分野では、

美術家に対し、

学芸員という職業で説明できる。

美術家の渾身の作品を、

収集・展示・保管して、

後世に語り継ぐ役割だ。

美術家という競争が激しくパイも限られる分野が無理なら、

美術家という天才を語り継ぐ役割を、

本気で担えばいいのである。

 

最高の二番手は、

もはや誰からも二番手とは思われない。

この事実に気づけたなら、

二番手として堂々と才能を発揮すればいいのである。

むしろそのほうが、

自分独自のルートで才能を発揮し、

二番手として一番になり、

結果として競争に巻き込まれずに、

中途半端な市場のよくわからない一番手よりも、

頭角を表せることになる。

 

これは選択の問題だが、

物事は何をどう選ぶかで既に勝負が決まってしまうため、

自分の立ち位置と、

世界や日本の一番手がどれほどかを、

知っておくことが重要なのである。

頭角の表し方は、マーケティングの基本的な考え方と同じ。

 

boxcox.net、遠藤武。

 

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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