いちいち迷う人が大多数だからこそ、
いちいち迷わないことで、
競争率を一気に下げられるからだ。
一般的に、組織でもフリーランサーでも、
報告も相談も、早ければ早いほど良い。
問題が生じる前に、先んじて立て直しができるためだ。
判断が早ければ、それだけ決断も早めることが出来る。
単に速度で有利になるという意味もあるが、
それ以上に、その他大勢は判断も決断もまごつくので、
まごついている間に先手必勝に持ち込めるのである。
早すぎて唖然とするくらいの判断と決断を下せば、
そもそもその他大勢の他人から見れば、
パッと見て先手必勝だとすら気付かない。
始まる前から勝負がついており、
そもそも試合が始まってもいないのに、
5回コールド勝ちしていたことになるためだ。
高校野球の試合では起こらないことだが、
現実の人間関係やビジネスでは、
内部の実情として多々起こるのである。
試合があったことも、試合結果すらも、
表沙汰になることなく、ビジネスが決まって行くのである。
「バレたら面倒だ…」とビビって秘密裏に動くよりも、
本当に得意で好きなことについて、
先手必勝で素早く動いてしまうほうが、
他の人に何も気付かせないまま有利にことを運べる。
うまくいく人は、決まって、
誰に言われなくとも先んじて動いてしまうんだよね。
勝ちすぎを避け、意図的に負けを選ぶのも、このケース。
boxcox.net、遠藤武。