うまくいく仕事。

daily6 人と技術と成長。

うまくいく仕事は、スタート地点で全部決まっている。

最初から「好き嫌い」で決めているからだ。

 

例えば、なんとなく「同業者で群れる」ことが、

全く上手くいかないのは、

そこに好きも嫌いもなく、

腐れ縁で馴れ合っているだけだ。

そんな空間には、

新鮮さが全くないから、

アイディアなどまともに出てこないし、

「枯れた技術の水平思考」も「温故知新」も、

一切出て来ずに停滞する。

要は、座組みが成立しないのだ。

これはちょうど学校の休み時間に、

トイレにぞろぞろと3〜4人で連れ立っていく、

「いつものメンツ」みたいな生ぬるい存在だからである。

 

本当に徹底した敬意があって、

ついつい仲良く過ごしているなら話は別だが、

ぞろぞろとぼんやり群れている程度では、

個人のチカラなど自信が持てないし、

実力など推して知るべしだ。

仕事もこれと同じで、

やたらと「誰こいつ?」というメンツで、

ぼんやり群れるだけの人は、

実力がないのだから、

そもそも最初からうまくいくはずがない。

 

本当にチームを組めるということは、

単独の仕事や経歴や学歴の総合力である実力で、

「えっ!すごい!」

と一発で唸らせることができる。

チームや座組みが機能するのは、

まず個人の実力ありきなのだ。

実力があるからこそ、

実力を超えたところで本音丸出しに出来るから、

自分から好き嫌いで決断できるし、

相手から好き嫌いで決断してもらえる。

実力だけで見ると、

単に退屈な座組になってしまい、

あっという間に有象無象だ。

この事実を知らない状態でチームを作ると、

やたらと胡散臭くなったり、

やたらと小粒に見えてしまったり、

やたらと「実力はあるのに残念な人」になってしまう。

 

これを回避するには、

まずは実力を素直につけるか、

実力のある人から助けを得ながら、

自分の両足だけで独りで立って歩き、

その上で好き嫌いで決めるしかない。

自転車の練習と同じで、

最初は後ろを手で押さえてもらったり、

補助輪があってもいいから、

文字通り独立独歩するのである。

自分で鍛えないと転んでしまう。

他人の名前を借りているだけじゃ、

自転車には一生乗れない。

それを乗り越えて、

実力があるからこそ、

好き嫌いで自転車を選べばいい。

座組みは実力あってのものなんだよね。

 

追伸。

本音ストレートで言うと、

自転車にも乗れないんじゃ、

小学生でさえ、仲良くなりようがないよね。

これを小学3年生の、

自転車に乗れなかった自分が聞いたら、

顔を真っ赤にして怒り出すと思う。

「うわ、ダッセー!」と何度言われたか覚えてない 笑

小学4年生で、とある小説に影響されて、

遅まきながら自転車に乗れるようになった。

それでわかったことは、自転車に乗れない程度で、

人生が真っ暗にはなることはないけど、

「うわ、ダッセー!」と言われて思われて、

自分が顔を真っ赤にして苛立つ物事に、

飛躍のヒントがあるという事実だ。

率直に言って、他愛もないことだけれど、

うまくいく仕事も実はこれと同じ。

仕事は、他愛もない物事の積み重ねなのだから。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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