難易度を低くする。

daily6 人と技術と成長。

やる必要がある分野の物事で、

今すぐやらなくても困らないことは、

徹底的に難易度を低くしてしまえばいい。

 

本を読むなら、

大雑把にチラ見するところから始めていいし、

1ページでも5ページでもいい。

筋トレなら、

1日2〜3回でいい。

お客様にハガキを書くなら、

1日1枚でいい。

まずは自分でも笑ってしまうくらい、

そしてどう見積もっても失敗しようがないくらい、

ハードルを低くすればいいのである。

「レベル低いなあ笑」

「だから続いちゃうんだけど笑」

と笑って過ごせれば、合格だ。

続いて来たら、

「今日は2ページ読んだし、じゃあ明日は4ページ!笑」

と、過ごせばいい。

そう繰り返しているうちに、

1冊200ページなどあっという間に過ぎ去る。

仮に1日2ページだとしても、

本当に2ページだと、

少し上達したら飽きる。

人間は現金な生き物だからこそ、

その現金さを逆手にとって、

こっそりとレベルを上げていくのだ。

もちろん、肩肘を張らず、

こっそりと、笑い飛ばしながら。

 

実のところを言うと、

本当にレベルが低い人は、

自分のことをレベルが低いとは絶対に言わない。

一定以上の人がみたら、

「うわぁ…笑えないほどレベルが低い…」

と、笑いを挟めないほど気の毒になってしまうが、

本当にレベルが低い人ほど、

笑い飛ばす余裕など全くなく、

大真面目に虚勢を張ってしまう。

虚勢を張り、肩肘も張ってしまい、

素直に見るべき事実を、

素直に直視できず、

そのせいでレベルの低い状態に終わるのだ。

ここから脱却するには、

まず真面目にやるのをやめ、

難易度を徹底的に下げるしかない。

99%が真面目にやるだけやって、

真面目に嫌な思いをして、

真面目だけが取り柄で成果が出ないのだから、

「非まじめ」にシフトして、

心理的にも物理的にもハードルを下げるほうが、

実は成長する上では正しいんだよね。

 

不正解や誤答から正解が出る、

そんな荒唐無稽な世界が実在するのは、

笑ってハードルを下げること然り、

受験の世界でいきなり問題を解くことしかり、

実はあちこちで見かけることなんだよね。

ゴロ合わせなんて非まじめの最たるものだし、

もっと自分に有利な頭の働かせ方でいいんだよ。

ただ真面目のみという状態は、

人間の自由な発想の宿敵なのだから。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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