やる必要がある分野の物事で、
今すぐやらなくても困らないことは、
徹底的に難易度を低くしてしまえばいい。
本を読むなら、
大雑把にチラ見するところから始めていいし、
1ページでも5ページでもいい。
筋トレなら、
1日2〜3回でいい。
お客様にハガキを書くなら、
1日1枚でいい。
まずは自分でも笑ってしまうくらい、
そしてどう見積もっても失敗しようがないくらい、
ハードルを低くすればいいのである。
「レベル低いなあ笑」
「だから続いちゃうんだけど笑」
と笑って過ごせれば、合格だ。
続いて来たら、
「今日は2ページ読んだし、じゃあ明日は4ページ!笑」
と、過ごせばいい。
そう繰り返しているうちに、
1冊200ページなどあっという間に過ぎ去る。
仮に1日2ページだとしても、
本当に2ページだと、
少し上達したら飽きる。
人間は現金な生き物だからこそ、
その現金さを逆手にとって、
こっそりとレベルを上げていくのだ。
もちろん、肩肘を張らず、
こっそりと、笑い飛ばしながら。
実のところを言うと、
本当にレベルが低い人は、
自分のことをレベルが低いとは絶対に言わない。
一定以上の人がみたら、
「うわぁ…笑えないほどレベルが低い…」
と、笑いを挟めないほど気の毒になってしまうが、
本当にレベルが低い人ほど、
笑い飛ばす余裕など全くなく、
大真面目に虚勢を張ってしまう。
虚勢を張り、肩肘も張ってしまい、
素直に見るべき事実を、
素直に直視できず、
そのせいでレベルの低い状態に終わるのだ。
ここから脱却するには、
まず真面目にやるのをやめ、
難易度を徹底的に下げるしかない。
99%が真面目にやるだけやって、
真面目に嫌な思いをして、
真面目だけが取り柄で成果が出ないのだから、
「非まじめ」にシフトして、
心理的にも物理的にもハードルを下げるほうが、
実は成長する上では正しいんだよね。
不正解や誤答から正解が出る、
そんな荒唐無稽な世界が実在するのは、
笑ってハードルを下げること然り、
受験の世界でいきなり問題を解くことしかり、
実はあちこちで見かけることなんだよね。
ゴロ合わせなんて非まじめの最たるものだし、
もっと自分に有利な頭の働かせ方でいいんだよ。
ただ真面目のみという状態は、
人間の自由な発想の宿敵なのだから。
boxcox.net、遠藤武。