飲食店の高級売り。

daily6 人と技術と成長。

「うちは会員制!高級店!」

そんな触れ込みを鼻息荒く出している飲食店ほど、

実は高級店でもなんでもない、

まがい物の「高級店売り三流店」なんだよね。

 

まず行って驚いたのは、

いかにも安っぽい水商売にしかないような、

せっかくの繊細な食材の香りを消しとばす、

香水のギラギラしたニオイ付きおしぼりを出してきたことだ。

この時点で全てが間違っている。

またそのお店は、

「お好きなドリンク持ち込みOK!」

と言っておきながら、

ノンアルコールビールはダメ、

という不思議なルールがあった。

断っておくが、そのお店は、

安くとも1人1万円はする。

だからこそ、お客様が本当に飲みたいものを、

心ゆくまで美味しい食事と楽しんでほしいとの、

お店のメッセージだと思っていた。

ギラギラおしぼりの時点で、

見事なまでにハズレたのだ。

要は、お金を出すお客のことなど、

何も考えていなかったのである。

 

この体質だと色々やらかすだろうなあ、

そう思っていたら、

1-2年で複数の店舗で、

生物から食中毒が出て、

営業停止処分が下ったと報じられた。

客をナメ切っていると、

そんな末路が当たり前のように待っている典型例だ。

 

例えるなら、ドンキのブランド品コーナーしか知らない人が、

間違えて作った「自称高級店」「自称セレブ」丸出しだったかな。

こういうお店は、突然やらかして消えてしまうんだよね。

自称でない高級を作るなら、

ほんとうに頭のいい人を巻き込んで、

品質と格式の高い空間を作らなきゃ。

よく考えたら、そのお店は、

値段のわりにやたらと席も店舗も狭かったな。

高級ラーメン店ならまあわかるといった広さだった。

3つ星ホテルのレストランさえこんなに狭くない。

そもそも、基礎も研究も不足していたらこうなるから注意。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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