ビジネスで言う戦略とは、
ヒト・モノ・おカネ・情報をどう配分させるか、
絶え間なく判断し決断していくことだ。
戦術は、戦略で決断した物事を具体的な手段に起こしていくことだ。
あまりにも物事が具体的になると、
それは戦略ではなく戦術ということになる。
戦略と戦術、どちらが偉いということはないのだが、
本音を丸出しにしたり常識を疑ったりすることは、
規模が大きくなればなるほど、単なる戦術ではカバーしきれなくなる。
戦略で本音が出ないということは、
「戦う上での概略」で嘘をついてしまうことだ。
ということは、その細部である戦術にも嘘が混ざってしまい、
「木を見て森を見ず」という残念な結果に終わる。
いまやろうとしている戦略が、
本当に自分の概略を出し切れているのか、
目先で矮小化した戦術どまりの物事を戦略と呼んでいないか、
物事がうまくいっていない人ほど、必ず疑ってみよう。
自分の概略である本音こそ、戦略そのものと気付けたら、
たったそれだけで、その場で勇気が出る。
boxcox.net、遠藤武。