大したことのない実力や実績の人をメンターや師匠にしても無駄だ。
身近にそうそういない人から学ぶことでしか、
そもそも自分のレベルが上がらないのだから。
現実解。
読書が大事なのは、身近にいない人に私淑して孤独に知恵を得られるから。
身近にいて宣伝して群れていて、簡単に会える程度の実力や実績の人から学べることなんて、何もない。
追記。
自分の場合、ビジネスの主なメンターや師匠は、私淑を除くと、
・元心理学研究者(国立の研究所で臨床研究)→外資企業のプリンシパル
・最大手日系企業の花形部門の部長→海外子会社経営者
・北米で創業後5年程度で年売上高1000億円(10億ドル)超えを果たしたアメリカ人経営者→400億円以上で売却
という、組織や資本主義の上位にいた、毛並みの良い実力者や成功者だ。
いずれも先輩やサラリーマン時代の上司だが、そんなハイレベルな師匠やメンターに依怙贔屓されたからこそ、転職だろうと独立だろうと関係なく、桁違いに実績を出して成長出来たのである(運が良かったことももちろんあるが)。
普通にしている人がそうそう会えないような一流から学ぶことでしか、自分のレベルは上げようがない。
これは揺るがぬ事実であり、物事の原理原則だ。
小学生から高校生や大学生までで関わった、ビジネス以外(音楽、文芸、テクノロジーなど)のメンターや師匠も、往々にして普通にしていたら二度と会えないようなハイレベルな方々ばかりだった。
本を読むなり、転職するなり、お金を払うなりでカバーしないと絶対にわからないことだが、
立ち居振る舞いや言動を含めて、良い環境や素晴らしい人から影響を受けることでしか、人間は成長はできない。
この事実に気づけただけでも実は幸運で、その人には実力のタネが備わっている。
メンターや師匠の背中を見て得られる実力は、単に教えてもらう以上に尊い。
boxcox.net、遠藤武。