普段から、大前提の置き方に徹底注意をして仕事をしている。
そうでなければ、成長する上で解くべき問題を間違えてしまうためだ。
単なる答えを間違えるだけなら、
軌道修正をすればいいので傷は浅いが、
そもそも解く必要のない「ウソ問題」を解こうとすると、
ヒトもモノもお金も情報も、感情やエネルギーも、
次から次へと削られてしまう。
これは寿命の無駄遣いだと断言して構わない。
「安請け合いを繰り返すばっかりに、嫌な思いをしてしまう…」
「せっかく自分はアイディアを出せるのに、周りはみんなやる気がない…」
このときすべきことは、
その大前提としてのヒト・モノ・お金・情報との付き合い方を、
自分の気分のいいものだけに変えてしまうことにある。
最初から100%変えてしまう必要はないが、
最低でも過半数(=50%超)を変えて、
「変わったあと=最大派閥」とする必要がある。
その第一歩として、
「そもそも、この集団と関わる必要ってあるのかな?いや、ない。」
「そもそも、この人はこちらを使い走りのように扱うけど、それはこの人のビジネスが使い走りだからだ。よし、関わるのをやめよう」
「そもそも、この人と関わるのをやめて、またあの人に連絡しようかな?よし、しよう。」
という具合に、
愚直に大前提を変える決断を下す以外に、選択肢はないのだ。
最初はどんなに小さくても構わない。
むしろ危機感でひどくビビったときの、
ほんの小さな小さな小心者としての決断こそが、
極めて大きな勇気ある第一歩であることなど、
よくある話だからだ。
かっこ悪く思えてもいい。
むしろ最初はかっこ悪いほうが、
あとからかっこ良くなってしまうのは、
成長物語の常なのだから。
現実解。
かっこ悪く思える砂粒ほどの第一歩は、
実はかっこ良さの始まりであり、
大前提を変える勇気のカタマリなんだよね。
かっこ悪い第一歩こそ、実はそもそも、かっこいい。
boxcox.net、遠藤武。