好き嫌いについて、
ついうっかり即答できるくらいまで、
徹底して学ぶこと以外にない。
「好きなことで生きていく」
というウェブ上の言葉は、
「嫌いなことでは生きていかないようにする」
という大前提が抜け落ちているためだ。
掘り下げると、
「好きなことを仕事にしても続かないよ」
というその他大勢が好みそうなありきたりな言葉は、
「そもそもそれは本当に好きなことなのか?」
「そもそも何が嫌いなことなのか?」
「嫌いなことをどうやって回避できるか?」
「どうしても回避できない物事はいかにして負担がかからないように対応するか?」
といった洞察が足りていないことになる。
運良く早々に成功してしまったばっかりに、
それ以外の道を知らずに自滅する人は少なくないが、
適切な失敗体験を積むことが出来ず行き詰まってしまうのは、
嫌いなことの定義が曖昧なまま放置されていたからに他ならない。
現実解。
本当に好きなことや、
本当に嫌いなことは、
学ぶことや読書や失敗体験からしか、
紡ぎ出せないと覚えておこう。
今この瞬間で目先にある厳しい失敗は、実は最も心優しい先生。
追記。
11月からは、新たなテーマで書いていきます。
お楽しみに。
boxcox.net、遠藤武。