ファーストキャリア。

daily9 大前提。

最初に始める仕事は、

可能な限り「若いうちに大きい物事や金額を扱える仕事」が良い。

自分の場合は、

数理統計学の論文を読み漁ってモデルを組み、

国際物流のエコシステム全体(運賃と需給ギャップ)を分析し、

日経新聞や時事通信からインタビューを定期的に受けて、

業界紙で週ごとに連載も行っていた。

また数理統計学と財務モデリングを用いて、

金融機関向け投資価値評価事業をゼロ立ち上げした。

作ったモデルによるレポートが、

メガバンクやリース会社など最大手金融機関に買われて、

当時の勤め先の業績がV字回復するのは、

なんとも小気味よかった。

厳密な合計値は手元にないが、

少なく見積もっても案件総計で時価2千億円程度の投資案件群に年間でアドバイスしていた。

これらは大卒後2〜3年くらいまでの経験だ。

この経験は、楽しさも悔しさも、

今もなお心の風景に息づいており、

自分の規模感を上に上にと持ち込むために、

極めて役立っている。

 

現実解。

「小粒な有名人が増えた」とさいきん良く言われるが、

そもそも大規模なファーストキャリアを踏み締める人は、

大海原には砂粒ほどしかいないのだから、当然か。

この逆で、

本当に大きな規模を一次情報で知っている人は、

その生々しい実情をわかっているから、

自分が目標を立てて達成する上で、

何が必要か不要かの判断と決断ができる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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