「予実管理」への本音

daily0 本音たち。

予算を立てて実績と照らし合わせる分析が「予実管理」だ。

これは「勘定」、つまり「会計学」の観点から使うものだけど、
もしも「感情」、つまり「人の心」の観点から使ってみたらどうなるか?

例えば、何かに腹を立てたとき、現状と照らし合わせる分析も、立派な「予実管理」であると言える。

ただ単に、おふざけのような言葉遊びをしたいのではない。
感情に何らかの動きがあったとき、そこにはケアすべきものごとが必ずあるということだ。
それに向け、予定を立てて、時間やお金や行動力や心を割くのである。

日々が辛いならば、気晴らしでもいいし、ものを書いてみることでもいいし、
ヘッドハンターや転職エージェントに連絡をとってもいい。大学や大学院に入り直したっていい。
プログラミングを学んでもいいし、新たな言語を学んでもいいし、
資格試験を目指してもいいし、本から知識を仕入れてもいい。

とにかく、感情に応じて、発想と行動と環境を転換してしまうことがポイントだ。
自分自信の現在の勘定を、さっさと洗い替えしてしまえばいいのである。

人は地球上に70億人以上、日本だけでも1億2千万人以上いるわけで、
コミュニティも文化も書物も、この人口とその歴史に応じて無数に広がっている。
適当に出歩くだけでも、ウェブ上で情報を拾い集めてコンタクトを取るだけでも、
思わぬところに思いもよらない出来事が待ち受けていると思っておくくらいでちょうどいい。

感情と勘定に流されて、目先の売上や利益に一喜一憂するようでは、
予実管理なんてままならないよね、ということだ。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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