巷では「バランスの良さなどいらない」という視点が流行っている。
これは実は単なる煽り文句だ。
成長の行き着く先では、自分なりのバランスの悪さを活かし、
それをカバーできるバランスに収束すると覚えておこう。
「バランスの良さなどいらない」の真意は、
「大多数が行動しない中では、すぐ行動すれば相対的に有利になるよ」
「これを薄く塗り重ねれば、チンピラでもまあまあうまくいくよ」
という程度の、入口のレトリックでしかない。
「これを薄く塗り重ねれば、チンピラでもまあまあうまくいくよ」
という程度の、入口のレトリックでしかない。
これはつまり、
「限界を超えるとなると、バランスの良さや脱チンピラが必須だよ」
「でも大多数はチンピラ寄りの底辺だから、そこまでしなくても抜きん出られるよ」
「限界を超えるとなると、バランスの良さや脱チンピラが必須だよ」
「でも大多数はチンピラ寄りの底辺だから、そこまでしなくても抜きん出られるよ」
という煽り文句というだけだ。
このほか、無視された要素として、
「バランスを崩して、バランスを構築して、また崩して…というサイクルがあるんだよ」
という流れが眠っているのである。
という流れが眠っているのである。
「おい、バラすなよ!」という声が聞こえて来そうだけど、
この生々しい事実を認識することには2つのメリットがある。
・知識のない多数派は、多数派から脱する機会を得られる
・知識のある少数派は、多数派に訴求させる発想を得られる
「バランスの良さなどいらない」という視点は、
実はリテラシーを向上させる入り口でもあるということだ。
実はリテラシーを向上させる入り口でもあるということだ。
せっかくなら、一面的に煽るのではなく、
トラッキングや検証可能なスキルセットや、突発的な思いつきを踏まえて、
自分で命綱を付け、自分で手綱を握るよう心がけたいよね。