データドリブン経営が叫ばれて久しいが、
これは「データ処理企業」として勝ちにいくという、
経営判断が大前提にある。
データ処理企業として勝ちにいくには、
データベースやデータ基盤の仕組みがわかり、
統計学の手法を通じて価格やコストや営業フローや顧客を分析するマーケティングを担い、
会計の知識で売上予測からキャッシュフロー予測までの企業価値を担うのである。
要は、データ処理を行うソフト会社として、企業価値を上げていくのだ。
私が関わったデータ処理企業は、少なくとも勝ちパターンから逆算して、
徹底的にデータ化とデータ活用に特化していた。
もちろん外部のツールやサービスを使ってもいいが、
これは決してどこかのベンダーや業者に囲い込まれることではない。
現実解。
データベースと統計学と会計は、そもそも別分野だが、
デジタル化やデータドリブン経営以前から存在する、古典的技術だ。
少なくとも、この3つに通じていれば、基本的な素養は困ることがない。
boxcox.net、遠藤武。