お金と人の動きが盛り上がる分野は、FP&Aとして成長できるチャンス。

データ分析ここだけ話。

FP&Aを軸としたデータ分析の分野は、お金と人の動きを作る立場だ。

率直な話、世界最大シェアを誇る会計システムもそのために最適化を重ねている。

そのユーザーとして企業価値を上げるからこそ、組織内の他のポジションと比べると圧倒的に権限も立場も強い。

 

単に「権限が強い」というだけだと分かりづらいだろうから、根本的なことを明け透けに言い切ろう。

FP&Aの権限の強さを思いっきり極論すると、他の部門を外注に出したり、ゼロベースで売却を検討するための権限があると考えて差し支えない。

要は、事業と組織の中身について、投資対効果を測って完全にひっくり返せる立場なのだ。

FP&Aが常にそればかり担うというわけではないし、また組織の仕組み作りから言えば単に強権を発動すれば済む話でもないことは当然だが、

それだけの強烈な生殺与奪権を握っているのが、FP&Aの本質なのである。

 

ここでひとつ、考えてみよう。

「FP&Aが、データを可視化して終わりでつまらない」

「FP&Aのはずなのに、さして権限がない」

「そのせいか、FP&Aがつまらない」

そのような場合は、どうすればいいか。

今やっていることを粛々と効率化しながら、堂々と次のポストを探せばいい。

 

というのも、権限が薄いFP&Aを許してしまっている時点で、根本的に組織の仕組みが間違っていることに経営者は気づけず、成長できない。

いっぽうで、権限の強い他の企業を探し当てれば、ポストの数が多い割に経験者が少ないため、他の組織であっさり厚遇される。

お金と人の動きが盛り上がるにも関わらず、そのような大きなズレが生じるため、チャンスを得やすいのである。

 

現実解。

年収1千万円〜1千5百万円くらいはあっさり行ってしまう。

冷遇はチャンスの始まりで、厚遇はそのまま厚遇という分野も珍しい。

 

追記。

ひどい場合だと、カスタマーサポートのマネージャー経験しかない外国人がトップにいたり、

経理とFP&Aを混同したシニアマネージャーがいるヘナチョコ外資企業もあるが、

それらのひどさはFP&Aをちゃんと経験すれば全て踏み台に出来るし、ヘナチョコは例外なく消えていく。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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