さっさと辞めたほうが良いFP&Aやデータ分析のケース。

daily13 事実の直視。データ分析ここだけ話。

成長しない場合は、常識的な目線を捨て、さっさと辞めたほうが早い物事など多々ある。

例えば、権限が付与されないとか待遇が悪いとかのFP&Aは、そもそもボタンの掛け違えを起こしているので続ける意味はない。

 

事実をありのまま言い切ろう。

FP&Aやそれを含むデータ分析で成長できる最低ラインは、

・関係する部門について部門長と同等かそれ以上の立場である
・投資判断や人材採用や組織づくり全体に権限を持つ立場である
・制度会計(いわゆる経理)や事務処理には直接的に関わらないが全体の改善は担う

の3つを満たすことである。

これらを1つでも満たさない場合、率直に申し上げてその企業はFP&Aの組織づくりで一番やってはならない凡ミスをしている。

この場合、さっさと辞めることを想定しておく必要がある。

 

現実解。

FP&Aやデータ分析は、権限がすべてである。

あなたがこれをわかっていると、あらゆることが逆算可能だ。

制度会計や監査しか知らない人材は、仮に公認会計士資格を持っていてもデータ分析の本質が理解できないため、FP&A経験者の下で働くことになるオペレーターである。

万が一これが逆の場合、FP&Aを知るあなたは「あなたより付加価値があからさまに低い上司を持っている」という不健全な状態に晒される。

この常識をちゃんと理解している組織だけが、FP&Aをきちんと活かすことができる。

 

追記。

特に外資企業の場合、毎月の会計処理をよく見せるオペレーションにリージョナルCFOが関わっているなら、それは成長に向けたガバナンスを作れない最低最悪の致命的な状態だと覚えておこう。

こと日本においては、次はさっさと見つかるけどね。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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