欲求の扱い方は、本音がカギ。

daily13 事実の直視。

やたらと目先の欲求丸出しな人がいる。

「ただひたすらモテまくりたいです」

「どうにかイケメンと結婚したいです」

 

下心や煩悩といった正誤判定を超えて、

清々しいほど素直なのは、とても良いことだと思う。

 

だからこそ、ストレートに言ってしまおう。

単に自分からギラギラと欲求を丸出しにしようとも、

その欲求は、いつまで経っても満たされない。

 

その真逆で、

誰かの欲求を本音ベースでかなえてあげると、

自分の欲求も本音ベースで満たされやすくなり、

そして満たされた時には、既にその欲求は眼中にない。

 

というのも、

欲求を心底満足するというのは、

心底の返礼として受け取るという前提があるためだ。

返礼として受け取るものは、本音で納得できるのだ。

この返礼と実力のバランスがおかしいのが、

往々にして目先の欲求に起こりがちである。

 

仮に目先の欲求が満たされるとどうなるか。

本音を隠しているため、分不相応になり、どこかで腐る。

ひたすらモテまくりたいという人は、

「モテまくりたい」という事象そのものがゴールなのではない。

自分の都合の良いように事実を見ているだけなのだ。

 

「モテまくる」について言ってしまうと、

何かに圧倒的に秀でていて相手の願望を叶えてあげるとか、

何かしら有利な立ち位置があって相手の願望を叶えてあげている。

かなり上のランクのゴールがあり、

そのおかげで副次的にモテてしまうのだ。

言うまでもないが、

単に副次的にモテるだけで、

自分の本質も本音も見てもらえないというのは、

そもそも自分の本音の欲求が満たされず、

実のところとても虚しいのだが。

とびきりの美女や、超イケメンが、

相手の外見に必ずしもこだわらないのは、

自分を素直に満たすためであり、

いわゆる「美女と野獣」のような現象が成り立つのはそのためだ。

 

現実解。

「素直さが大事」

「思考は現実化する」

そんな原理原則が世の中に存在する。

これは一点の曇りなく正しいし、

私も幾度となくお世話になっているが、

結局は素直に本音の欲求を認めることに行き着く。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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