コンセプトの作りかた:世の中にありふれた物事をヒントにする。

daily11 スモール分析。データ分析ここだけ話。

「『コンセプト』という言葉を遠藤さんはよく使いますが、コンセプトの作り方のコツはあるのでしょうか?」

 

以下に、私がコンセプトを作るときのポイントをまとめよう。

「コンセプト」という言い方が難しい場合、価値・勝ち・価値観を束ねる「カチコピー」と呼ぶといい。

 

「コンセプトづくりのコンセプト」
・【一言】に本音を込める
・意味が【二つ】程度含まれている
・善意の【第三者】(=何も知らない人)が聞いてピン!と来やすい
・「お客様の成功」を最大【四軸】に分解できる
・【五文字】程度〜最大十文字に収めて、面白がらせる

このように、世の中にありふれた物事や言葉を組み合わせ、自分の強みやサービスの強みを明確に宣言し、面白がってもらうのだ。

これは就活にも使えるし、独立や商品・サービス・新規事業作りにも、MVV(とりわけバリュー)を定めることにも使える。

 

例を挙げよう。

直近の『旬刊経理情報』本誌の連載で「会議はお茶会と呼んで作り変えてしまえば、ハードルが楽しく下がる」と書いたが、これもコンセプト作りだ。

「お茶会」
・お茶とお茶菓子が美味しい
・楽しく話すことに集中できる
・心理的安全性が高まる
・「うちの会社って会議はお茶会なんだよ!」と自慢しやすくなる

お茶会の場合は、お客様は働いているスタッフ(会議の参加者)のことである。

 

現実解。

気づく人は気づくかもしれないが、キャッチコピーの作り方に、「価値」を乗っけたということだ。

誰もが名前を知る広告代理店は、おおよそこのような縛りで言葉をセットしているから、世の中にあるキャッチコピーを見比べて分析してみるといい。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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