データ分析のカギは、大規模化を気にせず、独自性をぶつけること。

daily13 事実の直視。データ分析ここだけ話。

データ分析は、そもそもデータがなければ成り立たない「枯れた技術の水平思考」が必要な分野だ。

大規模なデータを分析する技術そのものは、線形代数や解析学を基礎とした統計学や確率論に基づいている。

いっぽう実際の分析は、まず事業の理解(ドメイン知識)に基づくが、事業の商習慣の都合でデータがない・取れない・コストが高すぎる場合もある。

 

大規模データばかりが取り沙汰されるため、データ分析不能…とついつい思ってしまうが、それは目立つ層に流されているだけである。

「枯れた技術の水平思考」で考えれば、回帰分析でもいいし、財務分析でも構わないし、ダミー変数を駆使した多変量解析で粗々から始めてもいいし、アンケートを取ってもいい。

大規模データではないスモールデータだが、その活用すらできていないケースは思いのほか多いため、その程度で有意かつ有利な立場を作れる。

 

現実解。

FP&Aや財務モデリングも、アンケートも、スモールデータ分析の極みだけれど、時代遅れと言われることはないものね。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する記事を2022年7月より連載執筆中です
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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