データ分析を軸にしてきた立場として言い切ろう。
データなど所詮は道具なのだから、自分が自由に使いこなして成長できる形で使えばいい。
これはつまり、自分が不自由になるデータなど、全てゴミ箱に捨てて構わないということである。
SNSアカウントは、ユーザーを追尾してウェブ広告を見せてくるが、
知らず知らずのうちに業者にデータをタダで差し出す機会を与えてしまう。
そんな「データ帝国」に隷属するのが嫌なら、そもそもSNSアカウントなど不要だ。
かつ、データ分析はダミー変数を用いたスモールデータや、N=1の分析も可能である。
業者が強引に引っこ抜いたビッグデータなど、はなっから信用する必要もないし、必ずしも頼りにする必要などない。
もっと言えば、安易に引っこ抜けるビッグデータの結果など、生データなしでもそこかしこから傾向(トレンド)として把握できる。
現実解。
お金があれば自動的に貯まるビッグデータは、実はすべてではない。
世の中にはデータ化されていない物事など多数あり、スモールデータを軸に品質をみていけば、一定のサンプルでデータ分析は事足りる。
追記。
一定規模を超えると、データの量はお金の殴り合いに転じてしまうが、
一定規模を超えずともスモールデータを軸に粗々から行動することにも極めてプラスの意味がある。
そうやってスモールスタートでコツコツ行動するというのは、勝ちやすい土俵が創りやすく、とても面白い。
ボックスコックスネット、遠藤武。