一つのことに集中したら、その分だけ寝かせる。
疲れを感じたとき、思い切って放置してしまう。
行き詰まる前に、さっさと休むだけで十分。
この意味。
何気ない動作にも、必ず静と動がある。
特に動きすぎる人にとっては、放置する静のほうが大事だ。
巷では「とにかく行動しろ」という視点が多いけれど、
「行動したらさっさと休め」とはあまり言われない。
ここで言う「休め」とは、今やっていることを一切忘れ、
ひとまず何も考えず、徹底して関わらないということである。
これは要は、
「やるべきことを、困らない範囲で堂々とサボる」
という感覚だと言っていい。
楽しくサボっているうちに、サボり飽きて、
ふと頭の中でやるべきことが巡って来たら、
そのときが次へのチャンスということ。
ここまで来ると、放置は単なる放置とは言えない、
「創造的な空白」だと言えるんだよね。
..遠藤武