意外と「走りながら考える」が出来ている人は多くないのかもしれない。
慣れてしまった今、自分にとっては別段特別なことではない。
一方、タブーがある特定の分野に凝り固まさられて、
テンプレートを繰り返して来た場合には、少しだけ難しい様子だ。
例を挙げていこう。
10冊くらい並行して読んで、
消化不良を覚悟で知識を強引に吸収するのは、
もはや日常茶飯事だ。
最初は、クライアントや所属先プロジェクトの、
成功のためにやっていたことだけれど、
ある日それ自体が面白くなっていった。
また、あまりに杜撰で隠蔽体質な状況のため、
こちらから仕事をお断りしたケースもあった。
これはさすがにどうしようもない。
ただ、走りながら考えることができなければ、
コストも時間も垂れ流したまま徒労に終わってしまう。
そんなリスクは、いくら取ってもお互いのためにはならない。
現実解。
「え?これでいいの?」という視点をわざと持ち、
それがどのような価値をもたらすかを、常に想像してみよう。
大切なのは、優しさのあるいたずら心だ。
ぼんやり一本槍で過ごしていたら、いたずらは出来ないよね。
..遠藤武