FIRE(金銭的独立,早期引退)という言葉の本質。

daily10 お金と実力。

FIRE(ファイア: Financial Independence, Retire Early=金銭的独立、早期引退)

という言葉が巷でもてはやされている。

これを解きほぐすと、

・自分にとって有利な立場で売上を立てる(金銭的独立)

・その上で余剰分やノウハウを投資(=研究開発,R&D)に回す(金銭的独立+早期引退)

・低単価や下請けから早々に身を引く(早期引退)

という、自分が得意技に特化し、苦手を避けてリスクヘッジし、淡々と強者になるという意味になる。

 

要は本質は、自分が横綱相撲を取れるIndependenceの土俵を作るということだ。

 

とは言うものの、実際にはもっぱら、

「金融商品(投資信託・株式)や不動産を購買・運用・転売する」

という意味で使われているが、

これは「金融商品や不動産を売る側の広告宣伝」でしかないためだ。

成長する上で、本当に金融商品や不動産が好きで扱うならそれで良いのだが、

FIREという言葉の一人歩きで、お金のためだけにやってしまうと、

他人の土俵に自分が乗せられてしまい、

取りたくないリスクや無駄な苦労を強いられてしまう点に要注意。

 

現実解。

実はIndependenceが全ての軸なので、

シンプルに「独立」と言えば片付いてしまう。

そう書かずFIREと書くのは、

そうやって群れさせると得する人がいるためだ。

FIREという言葉を、どのような立ち位置の人が使っているか、よく観察してみよう。

実績がトラッキングできなかったり、お金しか実績や理想がなく、

それどころかもっともらしいことを匿名で述べているだけだ。

まともな人なら、凡人を群れさせるだけのビジネスモデルだと気付けるはずだ。

金融商品はただの手段や道具でしかなく、

本質が自分が自分の土俵で強者になるという、マーケティングの話。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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