FIRE(ファイア: Financial Independence, Retire Early=金銭的独立、早期引退)
という言葉が巷でもてはやされている。
これを解きほぐすと、
・自分にとって有利な立場で売上を立てる(金銭的独立)
・その上で余剰分やノウハウを投資(=研究開発,R&D)に回す(金銭的独立+早期引退)
・低単価や下請けから早々に身を引く(早期引退)
という、自分が得意技に特化し、苦手を避けてリスクヘッジし、淡々と強者になるという意味になる。
要は本質は、自分が横綱相撲を取れるIndependenceの土俵を作るということだ。
とは言うものの、実際にはもっぱら、
「金融商品(投資信託・株式)や不動産を購買・運用・転売する」
という意味で使われているが、
これは「金融商品や不動産を売る側の広告宣伝」でしかないためだ。
成長する上で、本当に金融商品や不動産が好きで扱うならそれで良いのだが、
FIREという言葉の一人歩きで、お金のためだけにやってしまうと、
他人の土俵に自分が乗せられてしまい、
取りたくないリスクや無駄な苦労を強いられてしまう点に要注意。
現実解。
実はIndependenceが全ての軸なので、
シンプルに「独立」と言えば片付いてしまう。
そう書かずFIREと書くのは、
そうやって群れさせると得する人がいるためだ。
FIREという言葉を、どのような立ち位置の人が使っているか、よく観察してみよう。
実績がトラッキングできなかったり、お金しか実績や理想がなく、
それどころかもっともらしいことを匿名で述べているだけだ。
まともな人なら、凡人を群れさせるだけのビジネスモデルだと気付けるはずだ。
金融商品はただの手段や道具でしかなく、
本質が自分が自分の土俵で強者になるという、マーケティングの話。
boxcox.net、遠藤武。