面白がって問題解決するための論理。

daily10 お金と実力。

問題解決の第一歩として、

「面白がる」ことができると、

桁違いに楽である。

上っ面で真面目くさっては、

そもそもイヤイヤやらされたり、

感情労働させられたりと、

何ひとつ良いことがない。

多くの人が独立する理由もこれだ。

 

そもそも、面白がるとはどういうことか?

「ぷっ」と吹き出して笑みがこぼれることでもいいし、

ワクワクすることでもいいし、

何らかの形で、

「ついうっかり、感情を前向きに揺さぶられて行動してしまう」

ことだと定めよう。

例えば、辛い時に「ぷっ」と吹き出す実例を、現実逃避のごとく眺める。

羊毛フェルトの失敗を眺める程度でいい。

 

また、

「鍵を閉め忘れる」ことの解決

について捉えてみよう。

論理的に言えば、

「鍵を閉めてね!」で終わりだ。

しかし、それで解決するとは限らない。

論理的に言われたことで、

「なんだよ面倒くさい!」

と思ってしまえば、

解決せず押し問答になったり、

それどころか、

嫌な思いが始まってしまう。

そうではなく、

ワンクッション置いて、

セコムしてますか?

と言い合うくらいでちょうどいい。

実際にセコムのようなセキュリティを導入するかはさておき、

なんの脈絡もなく突然こう言われたら、

つい「ぷっ」と吹き出してしまうし、

イメージもしやすい。

要は、常識的なロジックとして実行したいことを果たすために、

敢えて常識を裏返して面白がる別なロジックを入れ込むほうが、

結果として目的を達成してしまうのだ。

論理は手段であって目的ではないのだから

人それぞれ「面白い」と感じるツボは異なる。

だからこそ、相手との関係から、

「何が一番効果的か?」を的確に狙うのである。

「くだらない、子供だましじゃないか!」

と思う方もいるかもしれない。

その通りであり、

「ぷっ」と的確に吹かせた先に、

欲しい状況があるのだから、

子供だましと言われて足踏みするより、

童心でケタケタ笑ってでも進んだもの勝ちなのである。

論理を駆使して、

常識を論理的に裏返したり外したりしたところに、

「ぷっ」という面白みを出すことは、

そもそも、目の前の人を面白がらせる、問題解決であり、

素晴らしいエンターテインメントであり、

この上ない解決のマジックだ。

このために頭と体を使う。

自分が面白がることなくして、

これは成立しない。

 

現実解。

企業のミッションやビジョンやバリューや、

それらを体現する施策に「面白さ」を入れるのは、

それだけビジネスが退屈で説教じみているからなんだよね。

金融やコンサルティングや専門職なんて、

面白がれないシリアスの権化なんだから、

もっと面白がれる仕組みを織り交ぜるだけで、

実はガラリと上方向に変わっていくのだけれど。

こういうところにこそ、お金も信頼も集まる。

 

追記。

2016年9月27日午前3:11に、

一番最初に書いた記事をリライト。

ここからがスタート。

スタンスは同じだけれど、

当時と今では、いい意味でガラリと違う。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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