「独立して活躍したいなあ…」
そんなストレートな思いを相談されたら、
真っ先に「独自の強固なチームが必要だよ」と告げている。
「形だけ独立」なら開業届や法人登記で誰でもできるが、
それだけではお客様はいつまで経っても来ない。
事務所の家賃と時間だけが消えていく。
独立と孤立は全く異なる。
そうではなく「独立して活躍したい」となると、
孤立無援でなく独立自尊が必要になる。
先に悪いケースから挙げておこう。
依存心が強い人、
誤解している人、
敬意を持てない人が、
1人でも積極的に関わると、
そのチームは一発でダメになる。
そういう状況は疲弊する前に完全排除だ。
そのチームは瓦解するだけならまだ良いほうで、
最悪の場合借金を負わされたり、
裁判沙汰や刃傷沙汰になりかねない。
「小物に利用されてばかりでもう嫌だ…」
そう思うなら小物を切るしかない。
その真逆の良いケース。
「小物に利用されてばかりでもう嫌だ…」
そんな相談を何回も受けているが、
私とチームを組んだあとは、
180度変わって、
お互いのために利用しあっている。
「営業代行なんて絶対嫌ですね」
そう言ったにもかかわらず、
実質的に集客をしてくれているというケースもある。
それもそのはず、
営業代行なんていう小さい話ではなく、
一発でわかる理念を共有して、
「欲しい!」と言ってもらい、
かつそこからみんなの売上と利益を上げていく。
ピタゴラスイッチのごとく、
人差し指でツンと触っただけの1つの動きが、
パタパタ、カタカタ、コロコロと動きを広げ、
売上やスケールアップのチャンスにつながるのである。
これができるのは、
独立自尊できる人同士で、
自分にしかできないことを、
100%フルに活かしているためだ。
手持ちの「できること×やりたいこと」を出し合い、
本音を淡々と楽しく出していくだけだ。
やりたくないことは一切やらなくていい。
活躍するには、
例外なくチームプレイが必要になる。
お金を喜んで払ってくれるお客様はチームの一員だ。
独立自尊があり、敬意を軸としたお付き合いが成り立つためである。
敬意を軸に、
お客様を呼んでくれる人や、
広報に協力してくれる人や、
雑務を引き受けてくれる人も、
単に「いいね!」してくれる人も、
継続的に書き物を読んでくれる人も、
大なり小なりチームの一員だ。
私は会話でも書き物でも、
「座組み」という言葉を何度も何度も繰り返している。
私を破格の待遇で見出してくれた某業界の大物が、
「座組み」という言葉を用いて数多くのキーパーソンを巻き込んでいたゆえに、
敬意を持ってそのまま使わせてもらっている。
現実解。
本音を反映する言葉遣いひとつで、
チームの流れが決まるのが、
座組みの本質だ。
本音を大前提にしているのは、
誰も抗いようがなく、
ついつい前向きになってしまうからである。
追記。
もしあなたの本音が隠れてしまうなら、
「本音とは、理屈抜きに出てくるタブーのことだよ」
と囁いておこう。
ギリギリアウトでばかげた理想像を出していい。
それくらい愚かに振り切るからこそ、
世紀の大発見があり、
チームプレイが面白くなる。
追記の追記。
人間には空想できる頭脳があるのだから、
生きているうちにばかげた本音を出さないと、
生きる時間も頭脳ももったいないよ。
1人でできることなど限界があるのだから、
そうやって1人でも多くお互いが高め合えたら、
人はあっさりステージを変えられると確信しています。
boxcox.net、遠藤武。