データ分析の目的は、意思決定ではなく、〇〇のため。

daily10 お金と実力。

問「ビジネスにおいて、データ分析はなんのために行う?」

解答「意思決定のために行う!」

これを正解だとするケースが多いが、実は大ハズレ。

 

本当の正解は、

CF(キャッシュフロー)を得るためである。

ビジネスがなぜ成り立つかといえば、

経費を用い、売上を立て、利益を出し、

キャッシュフローを残すからである。

給与も仕入れも納税も、

最後には全て現金が関わる。

企業価値評価も事業価値評価も、

キャッシュフローを源泉にしている。

プラントや航空機や船舶などの投資も、

インフラ分野のPPP/PFIも、

同じくキャッシュフローが中心にある。

 

現実解。

「データ分析は意思決定のために行う」

という誤謬が起こるのは、

組織の現場機能だけが肥大して、

キャッシュフローを創出する手段と目的が混同し、

権限ベースで横串を通せないセクショナリズムのためだ。

 

追記。

FP&A組織がうまく組めないのも同じ理由。

ファイナンスという資本主義丸出しのデータ分析をやるには、

優しさがありながらも、ストレートに厳しくならないと成果が出ない。

 

追記の追記。

ビジネス以外のデータ分析の目的は、

アウトカム(成果)を得るために行う。

意思決定だけでは組織の都合であり不十分。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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