「勉強させていただきます!」
ついうっかりそう言い出す人は少なくない。
これはちょっともったいない。
学ぶことは尊いが、
ただ学ぶだけだと、
チカラ任せで限界がある。
そうではなく、
ノビシロを自作して学ぶことが重要なのである。
ノビシロを用意するのは簡単だ。
本音を出し続けた上で、
勝てそうなところから攻めるだけでいい。
「もっと年収をあげたい…」
「活躍できる場に移りたい…」
「もっと信頼されたい…」
「あいつを見返したい…」
「あんなに自由に生きたい…」
という本音から、
「今できることを使って『欲しい!』と重宝がられる」
「必ず、有利な大先生ポジションで相手と関わる」
「足りない知識は、世の中からかき集めて再編集する」
ことで進めていけば良い。
リスキリングも独立も、
勝てそうな分野で楽勝することが全てだ。
特にビジネスにおいては、
「できる」ことだけしかせず、
自滅したり下請けに甘んじる人は少なくない。
そうではなく、
「本音×できる×勝てる」
の掛け算でニッチを狙うことがビジネスの勝ち筋だ。
言い切ってしまうと、
あまり出来が良くない人がビジネスで勝っているのは、
「できる」が最小限だとしても、
「本音」と「勝てる」を駆使して、
自分だけではできないことを他人に任せているのである。
単に知識を集めるだけではプロとは言えないが、
徹底的にパクる(TTP)をしたり、
苦手分野をプロである他人に任せることは、
どんな素人でもプロでも出来ることである。
そうすると、
おのずと自分がやることは減り、
変数が絞られてくる。
このときが大チャンスということだ。
ビジネスで勝てないとき、
「本音×できる×勝てる」
という掛け算をしていない可能性を疑おう。
常にロジック頼りだと理路整然と誤ってしまい、
さしたる本音のエネルギーもなく、
勝てることをやっていないゆえに、
ついうっかり負けてしまう、
論理的すぎるがゆえのケアレスミスは、
問題読み違えのごとく、
かなり多いと思っておいていい。
逆に言うと、本音があれば、
理屈を包み込んでしまえるから、
ついうっかりと「勝てる」に手を尽くせる。
現実解。
勝てないときは土俵のルールを変えたり、
さっさと負けを認めて勝てそうなところから着手し、
ノビシロを自作自演してしまうほうが早い。
boxcox.net、遠藤武。