ただ学ぶより、ノビシロを作るほうが勝てる。

daily10 お金と実力。

「勉強させていただきます!」

ついうっかりそう言い出す人は少なくない。

これはちょっともったいない。

学ぶことは尊いが、

ただ学ぶだけだと、

チカラ任せで限界がある。

そうではなく、

ノビシロを自作して学ぶことが重要なのである。

 

ノビシロを用意するのは簡単だ。

本音を出し続けた上で、

勝てそうなところから攻めるだけでいい。

「もっと年収をあげたい…」

「活躍できる場に移りたい…」

「もっと信頼されたい…」

「あいつを見返したい…」

「あんなに自由に生きたい…」

という本音から、

「今できることを使って『欲しい!』と重宝がられる」

「必ず、有利な大先生ポジションで相手と関わる」

「足りない知識は、世の中からかき集めて再編集する」

ことで進めていけば良い。

リスキリングも独立も、

勝てそうな分野で楽勝することが全てだ。

特にビジネスにおいては、

「できる」ことだけしかせず、

自滅したり下請けに甘んじる人は少なくない。

そうではなく、

「本音×できる×勝てる」

の掛け算でニッチを狙うことがビジネスの勝ち筋だ。

言い切ってしまうと、

あまり出来が良くない人がビジネスで勝っているのは、

「できる」が最小限だとしても、

「本音」と「勝てる」を駆使して、

自分だけではできないことを他人に任せているのである。

単に知識を集めるだけではプロとは言えないが、

徹底的にパクる(TTP)をしたり、

苦手分野をプロである他人に任せることは、

どんな素人でもプロでも出来ることである。

そうすると、

おのずと自分がやることは減り、

変数が絞られてくる。

このときが大チャンスということだ。

 

ビジネスで勝てないとき、

「本音×できる×勝てる」

という掛け算をしていない可能性を疑おう。

常にロジック頼りだと理路整然と誤ってしまい、

さしたる本音のエネルギーもなく、

勝てることをやっていないゆえに、

ついうっかり負けてしまう、

論理的すぎるがゆえのケアレスミスは、

問題読み違えのごとく、

かなり多いと思っておいていい。

逆に言うと、本音があれば、

理屈を包み込んでしまえるから、

ついうっかりと「勝てる」に手を尽くせる。

 

現実解。

勝てないときは土俵のルールを変えたり、

さっさと負けを認めて勝てそうなところから着手し、

ノビシロを自作自演してしまうほうが早い。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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