CxOは、コモディティ化している。

daily10 お金と実力。

特に事務系のCxO(場合によってはCFOがそうなりやすい)は、

自分から企画や売上や利益を作れないため、

コモディティ人材化(=その他大勢化)してしまう。

主に担う資金調達やバックオフィス構築は、

そもそも断片的な機能でしかない。

 

私が直接話したことのある、

今をときめくメガベンチャーのCMOは、

「PL(損益計算書)に責任を持つまでがCMOである」

と言っていた。

これを聞いてなるほどと思ったのだが、

実のところCFOやFP&A(財務予測を踏まえた事業推進戦略)領域に踏み込んでいる。

要はその他大勢の組織からすれば越権行為なのである。

越権やフライングとは、

コモディティ人材とは真逆の、

価値を作る側のポジションである。

 

この気づきは、

CxOを派遣する業者をふと目にした点にある。

いちおうのピカピカの経歴を誇っている様子だったが、

揃いも揃って「コモディティの経歴」どまりだった。

大学在学中に創業経験を誇ろうとも、

外銀で資金調達業務をしようとも、

それらの中身がすべて断片的で本音のない、

代行業務どまりだったことに他ならない。

ロジカルシンキングを極めるとそうなってしまう。

 

現実解。

やっぱり、本音からくる妄想と行動には、

絶対に勝つことができないんだよね。

本音を出さなきゃ即コモディティ市場行き。

それが嫌なら即本音を出して、

越権やフライングしていこう。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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