普段の生活を過ごしていて、
「なんでこんなことしているんだろう…」
と虚しさを感じたら、
すかさず真逆を向けばいい。
要は思い切って、
愚行権を行使するのである。
愚行といっても、迷惑行為や犯罪ではない。
(それではただの愚者であり、バカだ。)
そうではなくシンプルに、
普段やらないことの中で、最もタブーに近いことをやってみるだけでいい。
ふと、ふだん食べないコンビニ弁当を食べてみる(憚られる場合は眺めるだけでいい)。
ふと、ふだん買わないファッション誌を買ってみる(ファッション誌が好きな人はスポーツ雑誌を買ってみる)。
ふと、ふだんと違う道を歩いて帰ったり、近距離でもタクシーを使ってみる。
普段やらないことをやってみて、
「例外」や「外れ値」を自分に自作自演して、
逆方向から自分を顧みるのである。
だいいち、物事をうまく運ぶとしたら、
試行錯誤が必要である。
試行錯誤するということは、
八方手をつくして、
「例外」も「外れ値」も、
見定めていくことである。
そうやって自分から、
「例外」や「外れ値」を作っていくと、
ふだんの自分と別な状態を演出し、
今の自分の世間と、
真逆をとることができる。
ただ世間に従うだけでは、
自分の世界に嘘をついてしまい、
真逆を取ることなどできない。
「今までと同じ」に満足せず、
「人と同じ」に満足せず、
別な世界があると知る。
真逆から今を照らせば、
文字通り光の当て方を変えて、
自分の方向性を見定められるということ。
現実解。
退屈で虚しい?
もっと面白がったらどう?
boxcox.net、遠藤武。