シンプルな物事、複雑な過程。

daily10 お金と実力。

統計学をやっていると、

その前提知識として、

線形代数、解析、集合論のような、

基礎概念を知ることになる。

これらは物理学や工学など、

他の分野にも関わっており、

数学単独では一発で理解しづらい場合がある。

ある程度の複雑さがあるためだ。

そのぶん、理解してしまえば、

複雑な現象をシンプルに解釈できる。

「Excelの行と列は、線形代数(=行列計算)と同様の構造である」

「貸借対照表の変化の差分である損益計算書は、微分と同様の構造である」

といったように。

アナリスト時代にこの原理原則を知った上で、

総合商社からメガバンクや外資証券から日銀まで、

クライアントを横展開して駆け抜けていった。

みんな忙しい方々ばかりだったから、

極力シンプルなレポート執筆と、

一発で解ってもらう構成につとめていた。

マーケットで事象が多々発生し、

1日ごとにアップデートされるからこそ、

洞察が喜ばれたということだ。

 

現実解。

「なんでもかんでもシンプル化だけ」

だと、そもそも実情が読めなくなる。

複雑な物事をシンプルに言い表すには、

複雑さにそのまま挑戦して鍛えられることも必要。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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