「やっぱり大手総合商社なんかで20年かけてキャリアを積んで部長になった人がブランドがあって独立しやすいんですかね?コネありそうですし」
ふとそう聞かれたので、分析。
・勤め人のキャリアやブランドは、独立とリンクしない。
・大卒後の20年を1つの企業でサラリーマンをやることは、独立は別競技。
・独立したあとのブランドは、実力が第一優先。
要は、独自サービスを「欲しい!」とピン!と来てもらい、「ぜひ一緒に仕事しましょう!」と言ってもらうという点が、実力だ。
例えば物流で実績を出していれば、専門分野として業界紙に取り上げてもらえるし、同業他社に教える側にも回れる。
例えば美味しいコーヒーを提供できれば、コーヒーや観光の雑誌やテレビに取り上げてもらえるし、同業をやりたい人に豆を販売できる。
実力にピン!と来てもらうくらい尖っており、カギとなるメンバーを巻き込んで企画が通れば、それがブランドということだ。
その結果、他の分野で大活躍する人の目に留まり、強者はさらに強くなっていく。
これはいくら「サラリーマンとして最大手企業で管理職を経験しました。仕事は部下を管理してハンコをつくことです」と言い出しても、絶対得られない実力だ。
現実解。
そもそも、独立とサラリーマンは別競技なのである。
ただし出来る範囲から、独立にリンクするような尖った実力を得ることは、サラリーマンでも可能だ。
自分の場合、サラリーマン時代にあっさり業界紙での連載が決まった。それは尖った立ち位置として実力を発揮する仕事だったからに他ならないと確信している。
サラリーマンなのか独立しているのか、サラリーマンのうちからいい塩梅でごっちゃにしてしまい、愚直に実力をつければいい。
少し勇気があれば、いつでも始められる。
boxcox.net、遠藤武。