まず、以下を前提に置いておこう。
・理不尽にネガティブなことばかり言う人は、例外なくやり場のない怒りやストレスやコンプレックスを抱えているので、意図して100%色眼鏡で見る。
・自分がネガティブな発言のターゲットになったら、いちいち反論せず「なるほど、承知いたしました」のように返し、成長の糧にしてしまう。
・その上で、ネガティブな発言ばかり繰り返す人から、二度と関わる必要のないようにさっさと離れる。
この原則を守り、ネガティブなことを言い出す人は、近づけないようにするに限る。
率直に事実を言うと、ネガティブなことばかり言い出す人は、実力不足の半人前だ。
実力がないから、舌先や口先でパワーを簡単に放出し、仕事をふりでお茶を濁しているだけなのだ。
ネガティブがある種の癖として脳内で機能しており、今いる組織や業界を去り別な場所に行くかしないと、治らないと思っておこう(場所を変えても治らないケースなど多々あるが)。
優しくて健康的でネガティブに程遠い人ほど、「人間はそんなはずはない」とついうっかり思ってしまうのだが、これは事実に反する。
根本から考え方を変えるほかない。
具体例として、サラリーマンの場合は性格の悪い上司を、経営者の場合は性格の悪い知り合いの経営者を思い浮かべるとよい。
少なくとも、実力に難ありか、ビビっているかのいずれかだ。
(念のため断っておくが、下っ端レベルでネガティブという場合は、そもそも不採用か、あの手この手でクビを切られるだけなので、語るに値しない。)
そもそも実力があり、頭が少しでも回るなら、目の前にいる人を何より大事にするほうが何もかも圧倒的に早い。
的確にアドバイスするほうが、発言者も聞き手も精神的に穏やかになれるし、自分の実力も、相手の実力も上がる。
どんなに酷い物事にも、相手が誠意をもって取り組んでいるなら、プラスの要素をより大きくするための発言を繰り返すことが、リーダーシップでもありご機嫌になる工夫だ。
そうすれば、何より人がついてくる。
それが出来ないというのは、ネガティブな人の実力不足がすべての原因であり、ネガティブなことをネチネチ言い出すその人が悪いのだ。
ネガティブフィードバックとは、相手に本質を分からせるために、愛情いっぱいにここぞというタイミングで、嫌われることを覚悟で超例外的にやることだ。
何度もやることではないレアキャラなのである。
ついうっかり「全然ダメ」「わかりづらい」と繰り返し言ってしまう上位者は、マネジメントと指摘を混同している勘違い野郎である。
そもそも、仕事には全てテンプレートや仕組みという模範解答があるのだから、淡々と「このような形に則してね」と具体的に伝えればそれで終わりだ。
これはマネジメントの本質である。
その人がどんなプラスの経歴を誇ろうとも、本質に基づかないなら、一発でゼロやマイナスに転落する。
実際に、この事実をわかっていないトップや管理職がいるせいで、組織に面従腹背がはびこり、優秀な人が定着しないということは良く発生する。
仮に組織内の管理職やサラリーマン経営者だとしたら、身の丈に合っていないポジションで、内心ビクビクしているだけの困ったちゃんだ。
仮にオーナー経営者だとしたら、下請け状態で貧乏暇なしであるか、そもそも何かボタンを掛け違えたまま行動しているかのどちらかだ。
実力は、最終的にはメンタルに出るゆえに、発言のポジティブとネガティブは、そのまま脳みそが透けて見えてしまうのである。
現実解。
ネガティブ発言は、それだけで場を壊す最低の行動だと気づいておき、場の空気を極力前向きにする発言を心がけよう。
その上で、ポジティブな場に身を置くように心がければよい。
コツは「ネガティブなこの人も大変なんだな…」とまるで自分ごととして扱い、超丁寧な超上から目線を維持することにある。
実力がないのだから、放っておいても淘汰されるし、今回の人生で一切関わらずとも差しつかえない。
だからこそ、包み込んで許してやるくらいでよい。
boxcox.net、遠藤武。