群れると、どんなトップでもビリに合わせてしまい、実力にフタをすることになる。

daily11 スモール分析。

「組織や団体行動が苦手です…」

そんな本音を出す人が目立ってきている。

これが単に無能を隠すことだとしたら論外だが、

もし自分の実力にフタをするという感覚があるなら、

その人には才能がある。

 

どんな集団も、群れさせられると、

トップがビリに合わせる必要が出てしまう。

群れることを許さないルールのある組織はさておき、

多かれ少なかれ、大規模な組織は群れさせるインセンティブが働く。

これは率直に言うと、マネジメント上、都合がいいためだ。

 

このとき、サラリーマンで個人の実力がある人ほど、

サラリーマンとしての年功序列や社歴に邪魔をされてしまうと感じる。

いわゆるCxOになるには、大手ベンチャーのようなケースはさておき、

一般的には職歴を20年近く重ねて、転職含めて昇進する必要がある。

サラリーマンの仕事を普通の人の2倍や3倍や10倍のペースで成長してこなせる実力の人からすれば、この事実はとても苦しいだろう。

苦しいどころか、たいそう苦々しいと感じるまでが事実のはずだ。

 

現実解。

これを逆に捉え、苦しさや苦々しさから逃れる本音を、

そのまま成長と実力のカギにしてしまえばいい。

少し勇気を出して、「群れずにいる」ことに集中してみよう。

今いる場や、今いる分野で徹底して実力をつけ切って、

今いる組織を飛び出したり、職種や業界ごと別な分野に移って、

勝ち目があることを愚直に掘り下げていくのだ。

自分のケースで言うと、データ分析で圧倒的に実力をつけた結果、

統計学やアナリティクスやデジタルを踏まえつつ、FP&Aやモデリングと経理を行き来し、

昔ながらの組織から、外資企業、組織ゼロ立ち上げまで踏まえたマネジメントのおかげで、

「群れずにいる」ことがむしろ強みになり、実力が極限までついた。

本来の意味で独立するとは、そうやって突出することだと覚えておこう。

デイリーレポートを読むほど好奇心旺盛で勉強家なのであれば、

きっと突出した実力があるはずだから。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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