マーケティングより、コンセプトデザイン。

daily11 スモール分析。

「これであなたも売れる!」

「ゼロからの集客が楽勝できる!」

マーケティングの情報商材広告にありがちなコピーだが、これらは大体役に立たない。

というのも「欲しい!とついつい言われるコンセプトデザイン」がないなら、

いくらマーケティングのhowを駆使しようとも、お客様のheartに刺さらずに終わるためだ。

そもそもhowだけでは、ゼロイチ事業立ち上げや独立で重要なポイントが抜け落ちる。

 

事業立ち上げや独立で重要なポイントとは、

ターゲットとなるお客様を具体的に定義し、

お金を出して買うお客様のいる市場の本音を受け取り、

お客様が対価を払うことでそのお悩みが晴れて成功を果たすよう、

商品やサービスの「コンセプトデザイン」を建て付けることにある。

これはマーケティングや営業と真逆の発想だ。

人によっては「マーケティングや営業にお金を出すのはコンセプトデザインがないゆえの罰金」と言い出すこともある。

 

コンセプトデザインは、具体的にはA4用紙1枚や、数行の説明だけで「欲しい!」と言われるように持ち込むことが、最低要件だ。

最高水準ではなく、絶対に満たす必要のある最低要件だと、強調しておこう。

というのも、コンセプトデザインが固まってくれば、商品やサービスが完成していなくても「欲しい!」が出てきて、顧客はあっさり見つかるためだ。

そもそも自分単独で顧客を見つけられる必要はなく、「それすごい!めちゃくちゃ大事!欲しい!」と言ってくれる協力先もあっさり見つかる。

これはマーケティングも営業も消してしまう発想だ。

人脈が完全にゼロでも、3ヶ月〜6ヶ月は靴底をすり減らして出会いを重ねれば、1人は「ピン!」と来てくれる協力者が出る。

となると、既存のつながりから突然顧客が見つかることもある。

私が展開している「仕組み化」指南は、自分と関係のある市場の構造を知った上で、顧客と協力者の声を徹底して聞き、

かつ、仮定した競合が私と比較した場合、例外なく完膚なきまでに叩きのめされて戦意喪失するよう、コンセプトデザインを磨き続けている。

ここ最近、プロダクトマーケットフィット(Product Market Fit)と呼ばれる考え方があるが、これはコンセプトデザインの磨き込みと同じであり、勝ちパターンとして知れ渡って来たのだろう。

 

上記のちょっとした例外として、開業医、弁護士事務所、税理士事務所といった資格業や、

街角で見かける保険代理店、工務店、不動産といったBtoC業は、

それ自体が市場にニーズがあるため、「どこがお悩みを解決する強みか」と「単純な認知」の2軸で勝てることが多い。

とはいえそれすらあまり徹底しているケースは多くないため、コンセプトデザインから攻めたほうが早く、

その上で競合が戦意喪失するように持ち込めば、確実に勝ててしまう。

 

現実解。

コンセプトデザインを磨きこむほうが、マーケティングや営業よりも圧倒的に強い。

これに気づいて行動すれば、立ち位置がプラス方向に激変することを約束しよう。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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