「起業は逆年功序列の要素があり、若くないなら成長しづらい」
そのように述べるベンチャーキャピタリストがいるが、これはある意味で本質を突いている。
今までのクセや常識や合理性にほだされると、経営者として成長できないためだ。
このベンチャーキャピタリストからすれば「こりゃ自分の投資対象にならんな」というメッセージを出している構図だ。
特定の投資家による投資の可否で、経営やプロダクトの全てが決まるとは一切思わないが、
年齢が上がれば、大して実績もないくせに無駄に頑固になりやすいことは、直感通りだろう。
実際のところ、スタッフを雇えないレベルで売れずに悩む零細経営者は、
自分のクセを見ない変えない現状維持でお茶を濁してしまい、
的確なアドバイスを受けてもビビって実行せず、素直さがないケースが極めて多い。
これは起業に限らず、経営者全般に言えることでもある。
現実解。
年齢が低いほど素直というのは、単に知識不足だからに過ぎない。
10代であっても、偏った知識で誤解したまま老害になるケースも多々ある。
逆から考えれば、素直に勝ちパターンを踏襲できれば勝てることは多い。
素直であれば、その瞬間が常に一番若いということだ。
boxcox.net、遠藤武。