どんなサラリーマン組織でも起こることだが、
人数が増えれば増えるほど、時間を無駄にする率が上がる。
人数の多い会議や、調整ごとや、ペーパー作業は、根本的には価値ある仕事ではない。
率直に言うと、ただのサボりだ。
否、サボりなら心がスッキリするからまだ良い。
意図的にサボっておらず、構造的にサボるという、悪循環が起こるのである。
だれもサボりをサボりだと自覚できないのだ。
根本的なことを言うと、このような価値を作らない無駄な時間は、殺人と同じである。
「時間を使うことを殺人呼ばわりとは、何事か!」
そんな真面目が取り柄の声が聞こえてきそうだが、
価値を作らずグチグチダラダラと過ごす時間は、
1秒でも早く抜け出したいと思わないのだろうか。
ネチネチと箸の上げ下ろしまで指示されて、
嫌な思いをすることはないのだろうか。
群れていると分別がつかなくなるので、
「嫌な思いを我慢しろ」という安直な発想に行き着く。
これと真逆で、面倒ごとはデータに任せていけば、
面倒ごとや嫌な思いは激減する。
実のところ、大きめの製造業で調達をやっていたとき、
Excelとマクロで事務仕事を自動化したところ、
仕事時間を10分の1くらいに圧縮できた。
この結果、実力がつき、その組織から離れていく。
群れているだけの人は、こういう発想はできない。
はっきり言って、プロではないのである。
群れながら時間とお金と気分を奪っているだけであり、
その場にいてもいなくても同じなのである。
現実解。
ただ真面目に群れたり、
媚びへつらうというのは、
頭脳を使っていないことに他ならない。
根本から捉え直す発想を持ち、
顰蹙を買ってでも本音を出すことで、
ようやく価値が生まれると悟ろう。
boxcox.net、遠藤武。