実力のあるフリーランサーが増えてきたため、
一緒に仕事をしていて勘違いしているサラリーマンも増えてきており、
この際だから実力をはっきりさせておこう。
年収1000〜1500万円の最上級のサラリーマンは、ビジネスモデルが時間の切り売りであり、
一緒に働くフリーランサーの100分の1未満の実力しかない。
仮にフリーランサーの年収が同じ1500万円くらいだとしても、
そのフリーランサーは少し工夫すれば年収3000万円まであっさりたどり着くポテンシャルが常にある。
年収が倍違うと、話が噛み合わなくなるのは、必然なのだ。
仮に年収1000〜1500万円くらいのサラリーマンを助ける形で、フリーランサーが一緒に仕事をしているとしたら、
まともなフリーランサーであれば圧倒的な実力があり、意図してサラリーマンに話題を合わせてくれていたり、わざと負けてくれているケースが圧倒的多数なのである。
そして、うだつの上がらないサラリーマンは、フリーランサーがそう配慮してくれている事実に気づくことがない。
そもそも、サラリーマンとフリーランサーは何もかも前提が異なる。
サラリーマンは、どう頑張っても企画の元請けにはなれず、時給は他人に決められる。
フリーランサーは、企画の元請けであることが最低要件であり、単価は自分で決める。
サラリーマンは、自分をこき使う創業経営者の上司のおかげで執筆させてもらって喜ぶ。
フリーランサーは、自分の名前で連載執筆を複数持っており、淡々かつ悠然と過ごしている。
その結果、サラリーマンは無駄に忙しく、フリーランサーは時間が十分にある。
両者の格差は歴然としている。
「格下と議論するのは無意味」とよく言われるが、サラリーマンはその事実をわかっておらずネチネチとロジカルに話したがって、嫌われる。
フリーランサーは、格下であるサラリーマンとはビジネスモデルが根本から異なっていると熟知しており、いちいち議論せず、三流からは完全犯罪のごとくわざと嫌われて離れていく。
その結果、サラリーマンは無駄な調整ごとを価値と勘違いし、フリーランサーは実力がつきながら愛される。
フリーランサーは特定の企業のサラリーマンから嫌われるほど、他の企業から愛され畏怖されるので、ますます両者は差が開いていく。
(もしサラリーマンと同じ目線でつるむフリーランサーがいたら、それは時間の切り売りで済む下請けどまりの三流だ。)
「事実関係をロジカルに捉え直す」
これはビジネスではよくある物事のように思えるが、
ストレートに言うと裁判や労働争議以外は不要だ。
裁判沙汰など時間の無駄であり、労働ではなく資本主義で生きるフリーランサーは、
経営者と同じ目線で歩んでおり、自分の叶えたい世界と無関係な物事には議論しない。
正しく書くと、
「本音を叶えるために事実関係をロジカルに捉え直す」
ことが全てなのである。
本音を叶えるためのロジカルとは王様のロジックであり、
ロジカルのためのロジカルとは召使いのロジックである。
現実解。
根本から前提が異なるゆえに、ひとつひとつちゃんと見ていく必要がある。
フリーランサーの人からすれば当たり前の事実だからこそ、常に実力を意識しておこう。
追記。
脱下請けしたいなら、なおさらこの事実を噛み締めるとよい。
boxcox.net、遠藤武。