情報商材の広告が、SNSに多い理由。

daily11 スモール分析。

「10万円〜100万円の情報商材の広告が、SNSで目立つのは何故ですか?」

 

「断片売り」「ノウハウがない人向け」ゆえに、

情報商材をギリギリ買える価格を攻めており、

それがSNSで手っ取り早く売りやすいためだ。

 

断言してよいが、

「断片売り」ではない「トータル売り」サービスは、

広告やウェブメディアには現れてこない。

サービスをトータル売りすると、

自ずと資本主義ど真ん中を突き、

必要な実力が桁違いに上がって、

粗利と顧客満足度とLTVが向上し、

そもそも広告が不要になってしまう。

腕利きの医師や弁護士も、

毛並みの良い投資銀行や外資コンサルも、

紹介・リピート・継続で埋め尽くされるのと同じである。

この場合の1契約ごとの単価は、低くて数百万円、高くて数億円であり、

1契約取れるだけでインパクトが大きく、

時間の切り売りも不要である。

実力が一定以上でないと成り立たないジャンルでもあるが。

 

いっぽう「断片売り」は、

実力がそこそこの場合に理にかなった戦術であり、

年間契約がそもそも厳しい場合、

10万円から最大で100万円ちょうどくらいで、

コンテンツやサービスをコツコツ売るのである。

10万円や100万円ポッキリなら、

少しお金のあるサラリーマンでも出せる。

かつ、マス向け広告が届きやすい多数派であるため、

広告をかける投資対効果が明確にあるのだ。

 

現実解。

「断片売り」と「トータル売り」のどちらが良いかは、

買い手の立場に応じて全く異なる。

そもそもが完全に住み分けており、

お互いが交わることはないと覚えておこう。

売り手・作り手としては、

どちらか勝ちやすい方に特化すればよい。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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